民族大移動(日本人のルーツ 第4回)から続く

6 自分達を守ってくれる戦闘能力の高い人間の創造

IMG_0703  「平和志向の強い種族グループ」は宇宙のどこの場所に移っても悩まされ続けたのがしばしば現れる侵略者でした。そう、彼らは侵略者と呼んでいましたが侵略者といわれる方のほとんどは侵略者ではないのです。勝手に移り住んできた彼等こそ本当は侵略者なのでしょう。侵略者は外の惑星の種族とは限りませんでした。彼らが移り住んだところの惑星の別な種族もおりました。戦闘能力を失った彼らには敵対勢力に対して「どのような理由があっても家族や民族を守るためには戦って勝たなければならない」という気持ちすらわかなくなっていたのです。そのため、侵略された地域はあっけなく降参し、どうすることも出来ませんでした。ほかの惑星に住み着いた彼らのグループの救援の期待は全くできませんでした。いや、救援すらなかったのです。救援した結果、自分たちも攻撃されるのではないかという恐怖心が湧いてきて、そのため彼らは、自分たちの代わりに自分たちだけを守ってくれる人間・自分たちに忠実な人間が必要になってきたのでした。そのため自分たちを守るためだけの人間の創造に着手したのでした。

 

   これだけ科学が進んでいるのだから人工知能の戦闘ロボットを作ればすぐに解決するのではないかとあなた方は思いますか。いずれ科学が発達していけばわかることですがどのようなロボットを作っても、人間が操作する機械にはかなわないのです。ロボットはどのように進化させても人間の補助でしかないのです。当時の戦闘艦の操縦装置の操作のほとんどは操縦者の脳の意識に直結するようになっていて、考えただけで自由に次元や場所を移動することが出来るようなシステムになっていたのです。その理由は人工知能を組み込んだ機械に任せて操縦させても決して人間のように現場の状況を柔軟に判断して飛行することが出来ないことがわかっていたからでした。今のあなた方の旅客機や戦闘機もパイロットの操縦の誤りを機械が判断して補助するようにはなっています。機械はあくまでも人間の補助でしかないのです。無論、今の私たちの宇宙船も同様の機能となっています。

 

   新しい生命体を作り出そうとする試みは失敗の連続でした。ほかの惑星に行っては度々その惑星の人間をさらって来て遺伝子実験をしたりもしましたが最終的には自分たちをモデルにして、その中に戦う力を持っている生命体の遺伝子を組み入れることを思いついたのでした。自分たちを改造し、自分たちに従う生命体を作り出そうとしたのです。しかしこれも長い間の失敗と試行錯誤を経ね、数十万年の時間をかけてついに自分たちに似た姿のあらゆる戦闘能力を持った高度に進化した人種を作り出したのでした。要は彼らと同じ人間の中から戦う力を持った人間を作り出したということなのです。遺伝子操作によって新たに作り出した人種は皮膚の色も体型もまちまちでした。野蛮でとてつもない冷酷・邪悪さの性格(この遺伝子はたった一個のDNAの中のアデニン、チミン、シトシン、グアニンの変更で発生している。やがて発見して修正していかなければならないのだろうと思った)が最優先で付け加えられました。しかし、遺伝子操作した際に相反する「創造と自然の法則と掟」を認識し、理解し、従う要素を持つ遺伝子は操作されませんでしたこのため遺伝子工学により創造された人種は、円満、善良さを持ち、感情や行動をコントロールできる人間的性格も持ち合わせていました。要は「平和志向の強い種族グループ」の遺伝子、つまりヘーノク原住種族の遺伝子を引き継いだということでした。これがのちにこの創造された民族が「戦闘志向の強い種族グループ」の導き、支援を受ける要件にもなってくるのでした。

   一つ付け加えればあなた方日本人はこのような素晴らしい遺伝子を持ち合わせていたため繊細な心と正義感が多くを占めています。しかし心の底、いや、遺伝子には邪悪の要素も持ち合わせているのです。自分の心の内を観察してみてください.時として善の他に悪とも感じる感情が心の片隅に芽生えることもあることを。でも、自信を持ってください。この遺伝悪に打つ勝つ遺伝子の力が勝っていることを。

 それでも勘違いしてはいけないことがあります。この邪悪で戦闘的な遺伝子とは、殺人機械や先天的感情の殺意とは全く別であるということです。感情や行動をコントロールでき、家族を守るため、愛する人を守るためには自分を犠牲にしても命がけで戦う。そういう要素が強い遺伝子という意味です。なぜ創造と自然の法則と掟」

IMG_0704 (1)の遺伝子が操作されなかったか最も重要な理由は、この遺伝子はどのような知的生命体でもいじってはいけない遺伝子なのです。この宇宙という巨大な生命体は人間に宇宙の中で創造活動を行わせるために存在させているのです。そのため自然の基盤の中に多くの法則を作りそれを守らせるために掟が作られているのです。これをいじることは創造主の創造活動を中断させるようなもので人間でいえばその体内に癌細胞を注入するようなものなのです。「平和志向の強い種族グループ」の存在の意味すらなくなるのです。(これをいじる行為はそれを作り出した生命体も作られた生命体も消滅するように宇宙の摂理は働くことが後に伝えられた。彼らはこのことがわかっていたからいじることが出来なかったのかもしれません。)

 

この二律背反する性格は、「平和志向の強い種族グループ」に悪意を持たないようにち密に計算された遺伝子操作の結果でもありました。そして彼らの持つ素晴らしい遺伝子もいくつもそのまま残されました。しかし彼らの素晴らしい遺伝子の多くには「鍵」がかけられ必要に応じて機能が発現出来るようにもなっていました。それではなぜこんなにも創造に長い時間が必要だったのでしょうか。それは戦う場合に心臓の鼓動一つ上げるにも、その場合の呼吸数、酸素の吸収量、血管の耐性から拡張機能まで何千という遺伝子を操作しなければならなかったのです。その一つひとつに付随する遺伝子操作がさらに何千と絡みあっていたからです。現在の植物の遺伝子操作が1個変えるのに何年も費やすことを考えれば至極当然であることがわかるでしょう。

 

(現在、約100万個ほどある遺伝子の中で2万5000個ほどが機能している遺伝子として発見されています。そのほかの遺伝子はジャンク遺伝子と称され機能していない遺伝子とされていますが、最近科学者は1万個ほどを新たに機能遺伝子として追加できるのではと思っています。しかし、知らされた情報によると機能遺伝子は約5万個ほどあり、私たちが使い方を知らないために発現出来ていない遺伝子が多くまぎれている。とのことでした。その中には非常に重要な松果体の機能も含まれているとのことです。そしてそのほか多くの遺伝子もちょっとした外界の刺激で機能が回復すると伝えられました。その中の多くがこれから宇宙で生きるために必要な遺伝子と伝えられました。また、遺伝子は二つの紐が絡まったような二重のらせん構造であると私たちは科学の世界で教えられていますが、実際一重構造もあれば、三重以上の多重構造もあって遺伝子学者は良く知っています。私たち人間がこれからもっともっと進化していくためには、この三重構造以上のらせん構造が与える脳や体の機能をよく知ることが必要なのでしょう。これらの機能を回復させる目的もあって、私たちが驚くほど多くの宇宙の同胞たちが私達の世界に住んでいるとのことでしたが、ただし機能を回復させないように立ちまわっている者もいるとのことでした。)

 

   この二律背反する性格は宇宙の秩序に基づいて、長い時間をかけて、泥水が入ったコップも時間がたつにつれて沈殿してきれいな水となるように、優しく円満・善良な性格へと姿を変えていきました。が、現在も時としてあなた方の世界ではこの野蛮で冷酷・邪悪さの性格が頭をもたげ、一部の支配者、犯罪者、独裁者や人の行動にも影響を及ぼしています。しかしそれは遺伝子の問題でもあるのですが多くは遺伝子とは関係なく非常に難しい魂の「殻(このことは後に精神世界と物質世界の中で説明しましょう)」に関係する問題でもあるのです。
 それらの者の行為は行為者個人の責任であり、その人の魂とはほとんど関係がないのです。
ほとんど関係がないのですが魂は自分の宿った人間の行動については全責任をもたなければならないのです。精神世界に戻る際にはどのような死の苦しみより苦しい厳しい処罰が待っているのです。あなた方が地獄は針の海、血の海がある。と聞かされていると思いますが、そんな生易しいものではないのです。いずれ、このことについても「精神世界と物質世界」でお話しできればと思っています。あなた方の多くが遺伝子工学が進み遺伝子の操作に理解を示すことが出来れば地球人を退化させ、何よりも非人間的にしている要素に関わる遺伝子を元に戻すことは出来るでしょう。これはあなた方が行うしかないのです。

                                              

   人間を創造したことで当時の「平和志向の強い種族グループ」の指導者や科学者などにはいくつか危惧することがありました。その最大の危惧が、新人類の創造があまりにもうまくいって創造者以上の能力を多くの点で有していたことでした。それはやがて「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」が「平和志向の強い種族グループ」に反乱を起こす時がやってくるかもしれない、いや、必ずその時は訪れるだろう。そして、彼らの能力の高さからして逆に「平和志向の強い種族グループ」側が支配されるかもしれないという恐れでした。

  「平和志向の強い種族グループ」側の基本方針としては、将来にわたって自分たちの安全を確保するのには絶対に逆らわない状況を作ることが必要でした。彼らは千年以上の寿命を持ち、老化現象も極めて少ない人種でしたが、反逆の心を芽生えさせないために「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」の寿命を彼らの寿命よりも非常に短くなるよう遺伝子操作してしまいました。おおよそ10分の1にしてしまったのです。戦闘力が強いといっても体の力(腕力等)は彼等以上にはしませんでした。剣で戦う世界ではないから機械を操つる能力が高ければ良かったのです。強い体に改造したために逆に逆らわれても困るからでした。しかし、戦闘における判断・攻撃の能力については彼らの能力をはるかに超えていました。この攻撃能力はやがて舞台が地球に移された時に、悪意のある支援者が「神」を名乗ってこれを支配・コントロールしようと企むもその性格ゆえコントロールが十分に効かない状態になっていくのです。

 

(この寿命を元に戻すことは遺伝子工学が進歩すれば比較的簡単だという。しかし、戻す場合にどのような方法でするかで混乱が起きると伝えられました。この10分の1の寿命は地球時間で何年であるのでしょうか。ず~っと考え続けてきたことでした。その回答は2019年1月10日午前6時に次のようにあったので記載しておきます。

「遺伝子は確かに生命体の寿命を決定する要素を持っていますが果たして遺伝子だけで寿命は決まるのでしょうか。そうではないのです。見逃してはならない大きな要素が二つあります。一つは居住している環境です。それは惑星の固有波動や大気の組成などです。もう一つは生命に加わるストレスです。その民族が全体としてお互いを助け、愛し合うことはとても大切なことなのです。今の世界はどうなのでしょうか。だから10分の1という寿命が何年かというのはかなり難しいのです。はっきり言えば今のあなた方の寿命は25歳から900歳位の間で変化することになるでしょう。しかし現実的には50歳から450歳位でしょう。遺伝子を元に戻さないでもあなた方の寿命はやがて300歳を超えていくでしょう。それは未来のあなた方の世界を訪問してわかっています。」

 

そして成長が止まるとすぐ老化するように遺伝子を変えていきました。病気等に耐性のある遺伝子の機能なども十分機能しないようにしてしまいました。詳しく言えば、成長が止まった時点で老化に入り、その段階から病気に対する耐性も落ちるようにしていったのです。男性も女性も戦闘で死ななかった場合には用無しとして早く死んでもらいたかったのです。いや、長生きすることによって豊富に知識を吸収してしまい、彼らが置かれている立場を理解して不満が高まり反逆を起こされても困ると思ったからでした。子供は早く成長し、戦闘に参加してもらわなければならないので妊娠してから誕生するまでの期間は今よりずっと短く、大人に成長(体格的に)するのには10年を要しませんでした(これは彼らが配置されて惑星の環境で開きがあった。数か月の場合もあった。なぜ数か月と言ったのかは、皆さんは知らないかもしれませんがすでに現実問題として報告されているからです。)。
 結婚そして女性が子供を産む年齢の問題は非常に複雑です。宇宙の民族の中には結婚を100歳に近い年齢までしないようにに法律で決めているところもあります。結婚は双方の遺伝子の適合性を検査して問題がないこと証明されなければどのように愛し合っていても出来ない民族もいます。結婚できる条件として、しばらくの間一緒に生活させてその適合性を政府が判断しとOKが出れば結婚できるという制度の民族もいます。その反面、結婚は自由であり、どこの星に行って誰と結婚してもいいという民族もいます。

 旧日本人の呼吸する酸素濃度は最大限に細胞の機能を発揮できるように彼らの星に合わせて現在の地球の酸素濃度よりかなり高い濃度でした。空気については地球で言えばアルプスのてっぺんの様なきれいな澄んだ空気も必要でしたが、万が一そのような場所以外での戦闘でも能力を発揮出来るようにある程度適応出来る能力も追加されました。どこまで適応出来るのかはその当時も未知数でした。彼らにも確実な数値は出せませんでした。さらに、「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」が住む社会構造を彼らの社会と分離して「平和志向の強い種族グループ」を命を懸けて守らなければならない教育の基に置いたのでした。06110005

 

この酸素濃度が高く、きれいな空気が遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種に必要だったこと。環境への適応能力が優れていたことがこれから先、生き残るために重要な意味を持っていきます。

 

(もし私たちが今後、自然の異変や戦争などから生き残ることが出来、鍵をかけられた寿命の遺伝子も発見され、もし遺伝子を元に戻すことが出来れば本来の寿命が確保されることになるだろうと。そのため遺伝子操作については今まで以上に研究していかなければならないとも。しかし、それには大きな決断が強いられる。とも告げられている。この決断についてはどのようなものかはここでは割愛します。そして今の人類の寿命に地球の固有波動と空気組成がどのように影響しているかを知る必要もあると告げられています。これからは空気を汚さない対策や温暖化対策がとても大切になってくることでしょう。またこの固有波動に関連する成長の問題は過去に国連で発表されているとも聞かされました。さらにこの遺伝子のしぶとさについて説明を受けています。この遺伝子は「平和志向の強い種族グループ」との間で子供をもうけたとしても寿命は延びないのです。この遺伝子の寿命になってしまうのです。どこの星の誰と性的接合が行われて子供を誕生させてもこの遺伝子の寿命になってしまうのです(性交という言葉ではなく接合と書いたのは情報提供者の言葉だからです)。この遺伝子操作の技術はすでに地球にあるので悪用されないよう望むと付け加えられた。)

 

「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」が確実に侵略者から「平和志向の強い種族グループ」を守ることが出来るように男性にも女性にも同等の能力が与えられました。腕力が与えられたと言うことではありませんが判断などの能力にほとんど差がなかったのです。それは何にも優る勇敢な攻撃能力や戦闘艦などの展開判断能力その他多くの知的・活動的な能力でした、唯一女性が男性と差があったとすれば女性は生物学的に子供をもうけなければならないことから、体の構造や筋肉の持続能力、感性といった特殊な素晴らしい能力が遺伝的に付け加えられたというべきでしょう。そのなかで彼ら女性の中ではあまり強くない母性本能ともいうべき感情も自然に彼らの女性より強く出現してきました。

(外国との戦闘訓練での話ですが、相手陣地からの不意の攻撃に対し、対応出来るまでの時間を計測したところ外国軍隊の10分の1以下であったため外国軍隊から驚きの声があがったと言われています。また模擬戦車戦において終了後に悔し涙を流し落胆していた自衛隊員に外国勢が訪ねると、「一発だけ当たらなかった」と言ったそうです。ちなみに外国勢の命中率は70%前後だったとか。このことからも、日本人には遺伝的に戦闘能力は引き継がれているのではないでしょうか。)

 

   また、この「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」は多くの遺伝子を「平和志向の強い種族グループ」から授かり、知的でした。彼らは一つだけ「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」プレゼントもしました。それは「強いものに従わなくてよい。上司にも従わなくてもよい。自分の使命と自分の進むべき道に忠実で生きなさい」と。このプレゼントは、たとえ侵略者に彼らが支配されても、支配に応ずることなく自分たちを守ってほしいとの願いも強く込められてのことでした。今の地球の人々が強いものに巻かれ、上の命令にはそれが不条理であっても従う性格が残されているのは、アヌンナキの支配によるものです。彼らは数十万年前にこの地球上で創造した人間アダムとイブの遺伝子の中にこの遺伝子を入れたのです。それが民族との交わりの中で地球上に広がっていったのです。ものの見事といっても言い過ぎではない遺伝子操作でした。この遺伝子は2040年頃に突然発見され、その結果、よほど注意しなければ地球人の考え方に混乱が生じるでしょう。(実際に混乱が生じるといっていることから、この発見を秘密にして闇に頬無ることでもないようです)

 

   この「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」は、「平和志向の強い種族グループ」の惑星やその周辺の広大な領域に配置され、各々が独自の文化を形成するなかで、重武装の超光速飛行艦などを駆使して勇敢に戦い、度重なる侵略から「平和志向の強い種族グループ」を守っていきました。

   しかし、「平和志向の強い種族グループ」はいつも彼らが反乱を起こすかも知れないと心配し、恐怖ともとれる恐れを抱いている者も増えていきました。「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」は、長い間に宇宙の摂理により、「野蛮で冷酷」な性質が遺伝子の中で調整され「愛と正義」の芽が少しずつ芽生え始めていたのでした。そして生きていることの不条理を考え始めたのでした。そのために「平和志向の強い種族グループ」の心配事はすこしずつ現実のものになっていきました。

 DSC00013 (1)

 それでは、この遺伝子操作で誕生させた人間はどのようにして生まれたのでしょうか。試験管の中で誕生させたのでしょうか。いやその様な方法ではありません。工場みたいな大規模施設で科学の粋を集めて誕生させたのでしょうか。いやその様な方法でもありません。それではどうやって? 

 あなた方には信じられないかもしれませんが、女性の子宮で育ち、そこから誕生したのです。科学が進歩した彼らがなぜそのような方法で人間を創造したのかと思うでしょう。これが神の摂理に叶った最善の方法であることを知っていたからでした。
 具体的にお話しましょう。彼らの女性から取り出した卵子に遺伝子操作をした遺伝子を組み込んだのです。そして彼らの中から
ボランティア活動の女性を募りその女性の自由意思のもとに体内に遺伝子組み換えをした卵子を戻したのでした。何度も何度も失敗を恐れずにこの行為を繰り返したのでした。はっきり言えばあなた方は彼らの母体から生まれた彼女たちの子供だということです。あなた方だって難病を治療するため遺伝子を操作して卵子を母体に戻しているでしょう。少し目的が違ったということだけの話なのです。ここでお判りでしょう。なぜあなた方日本人がヘーノク系の遺伝子を引き継ぐ人種なのだということが。
「平和志向の強い種族グループ」の中でなぜあなた方を抹殺の危機から助けようとした人たちがたくさんいたかということを。突き詰めれば全てが親子であり兄弟なのです。このような惨事を招いた張本人は「平和志向の強い種族グループ」の指導者や科学者達であり、さらにこれらの問題に介入してきた「シリウスの高度に科学が進んで知的生命体」であることが。


7 遺伝子操作されて誕生した
  全種族の抹殺計画

    短い寿命と早い老化現象の遺伝子操作に対してやがて自然はその摂理から自己繁殖力の増加という逆の結果を生み出しました(これは遺伝子の中に今まで長寿命だったのが突然短い寿命に遺伝子が形成されたため、その状況が遺伝子の周囲を周回している電子中に情報としてコード化されて蓄積し、それに基づいて遺伝子の一部が再編成されたためでした。このコード化についてはいつかお話しできるでしょう)。
「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」の人口増加が始まったのです。一方では強いものに従わないという本来の性格から自由判断意思が頭をもたげてきて今まで置かれてきた自分たちの立場を理解するようになっていきました。すると「平和志向の強い種族グループ」に対する反乱や攻撃が彼らに制御できなくなるほど日増しに増えていきました。それはいくつもの居住惑星内にとどまらず、管轄宇宙領域にも広がっていきました。そのような状況下にあっても「平和志向の強い種族グループ」は強力な武器は保有していたけれども戦闘能力の欠如からそれに対する抵抗すら十分できなかったのです。

    そのため彼等はこのまま手をこまねいていればいつか必ず彼らに自分たちが侵略され、滅ぼされてしまうかもしれない。それを防ぐためには早いうちに手を打っておかなければならないと考えるようになっていきました。そして、たとえ彼らを滅ぼしてもやむを得ないという道を模索しだしたのでした。 

 

    しかし「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」は「平和志向の強い種族グループ」と同じような遺伝子構成、早く言えば能力すら異なってはいるがもともとは同一人種であり戦闘能力が「平和志向の強い種族グループ」より優れていたため「平和志向の強い種族グループ」が制御することはなかなか困難でした。そこで「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」の取り扱いについて今のうちに全員抹殺すべきか、それとも遠い場所に追放すべきかをきめる段階にまで議論が発展していき、論争の結果ついに「平和志向の強い種族グループ」側は二つの党派に分かれていきました。「危険を回避するためにすみやかに抹殺すべきだという派」と「同じ遺伝子を持つ民族、今まで命をかけて自分たちを守ってきたのだから追放でいいのではないかという人道派」。そして両派の激しい討論と非難の応酬が続いていったのですがどちらにすべきかの決定はいつまでたっても出来ませんでした。二つの党派の構成は抹殺派のほうが断然多かったところから、人道派を排除してすぐに抹殺を開始出来たでしょうがそれが出来なかったのはなぜでしょうか。根本原因は強力な武器は保持していたのですが戦う意識が希薄なために、もし、戦いを挑んでも逆に負けてしまう恐れがあったからでした。

 

   そう、シリウス領域に住む高度に文化・科学・技術を開化させた人種・第3生命密度ではない生命体(「シリウスの知的生命体」)がこの問題に介入してくるまでは。
 この「シリウスの知的生命体」はどのような人種なのでしょうか。リラ人でもベガ人でもオリオン人でもない別な進化をたどった人間です。宇宙においては特別邪悪な生命体ではないのです。普通に存在します。しかし考え方が少し違います。それが荒い波動として体を形成しています。そのためプレアデス
/プレアール人は全く接触していません。遠い未来でも接触はしないでしょう。その理由は少し長くなりますので省略します。ただ、私たちアルクトゥルス人は別な対応をとっています。彼らに対しても彼らの命と自由と知性を守るために「防御・支援」という形をとっています。ただ、望まなければ別ですが。「防御・支援」の形とはどのようなものかは、いずれ、「アルクトゥルス回廊」でお話しましょう。

 

   人道派は、この「シリウスの知的生命体」が中立的にとても良い判断をしてくれるだろうと考えていました。しかし、人道派には一抹の不安もありました。それはこの人種の宇宙における活動の考え方が自己本位志向が強かったことでした。それでも両派は彼らが良い判断をしてくれて、両派の争いも解決してくれるだろうとの願いもありました。しかし「抹殺派」はその裏では、彼らと取り引きもしたのでした。そのような両派の状況の中で彼らは人道派には予想をしなかった行動を起こしたのでした。人道派を排除して「抹殺派」にためらわずに荷担したのでした。そのため「抹殺派」は「シリウスの知的生命体」の援助を直ちにうけることになり、速やかに行動を起こしました。「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種(旧日本人)」の全員抹殺が終わるまで逃走防止をさせないように幾重にも逃走防止の網をかけていきました。しかし、「人道派」も一抹の不安から万が一彼らが「抹殺派」のほうに加担した場合を予想して対抗措置を事前にひそかに取っていたのです。

 

「抹殺派」の幾重もの事前の逃走防止策の網の目をくぐり抜け「遺伝子操作により新たに誕生したヘーノク系の人種」をいくつものグループに分けて逃す手助けをしていったのでした。また、逃走防止の網の目が敷かれる前から人道派も旧日本人も彼らが「抹殺」を決定したのなら力関係があまりにも違いすぎるし、絶対的に強力な武器も保有していたので、彼らに戦闘能力はなくても「シリウスの高等生命体」が援助すれば助かることはない。必ず「抹殺」されることを理解してもいました。

  

 ここで「逃亡を手助けした支援者」は「平和志向の強い種族グループ」側の「人道派」だけではなく近隣の惑星のいくつかの人種もいたのです。さらに多くの時が過ぎて「支援者」はこの太陽系内の火星などにおいて旧日本人に対して「真の支援者として支援を行うグループ」と「自分たちのために利用しようとするグループ」に分かれていくのです。そして両者の戦いがやがて地球に移され、地球の当時栄えていた文明を著しく混乱・破壊し、衰退させていったのでした。

06110003 (1)

第5回は
緊急脱出・はるかかなたの居住できる星を求めて