宇宙船のエンジンと防護システム(日本人のルーツ 第7回)から続く


(4)超光速ドライブはどのようにして行なうのでしょうか。

      DSC00561 (1) 超光速ドライブは超空間(早く言えばあなた方の住んでいる宇宙を1枚の紙の表面とすれば紙の裏側の世界)において行われます。なぜ超空間を利用するかというとそこには障害物がなく、また、エネルギー化された物質が拡散されることもなく1個のエネルギー塊として独立して存在することが出来ることからたとえ隕石などにあたっても爆発するなどの危険を回避することが出来、目的地まで安全に飛行できるからです(全ての環境の中も安全だとは言っていない、それを防ぐためやはり万能保護スクリーンは必要となる)。
 特に重要なのがどれだけ遠くに飛行しても、私たちが住んでいる場所の観測者は宇宙船が超空間に突入して消えてしまい再びこの世界に姿を現すまでの時間の進行を計測できない(別な言い方をすると、あちらの世界では時間は逆に進行しているため差し引きゼロといったらいいのでしょうか)。つまり時間ゼロで飛行できるということなのです。もちろん宇宙船内では時間は進行しますが。もっとわかりやすく言えば、宇宙船内では時間は止まっていないので超空間に入る前の宇宙船内の時間はそのまま進行するが、場合によっては超空間の時間が影響することもあるのです。いいかえればこちらの世界では時間は止まっているように観測されるということなのです。

    このエネルギー化された状態とは宇宙船の急激な質量の膨張のためにこの宇宙の構造が耐えられずに物質が原子より細かい状態に微細化されることによりおこります。物質的な凝集状態をさらに細かい凝集状態すなわちエネルギーの塊(非物質化)になるということなのです。水と水蒸気で説明すれば、バーナーなどで水槽の水面を上から加熱していくと気圧が1気圧なら熱を加えられた領域は100度で沸騰し、それ以上温度をあげようとするとその領域は水蒸気(微細化)となって空気中に出ていきます。この水蒸気は水の分子構造を保ったままで水の世界(現空間)から空気中(超空間)に移ったことになります。この状態になると加熱される前の水の中の世界(現空間)の影響は全く受けることがなくなり。空気中(超空間)の法則に従うことになります。そのようなわけで超空間での飛行中は物質の私たちが住んでいる世界(現空間)の影響は一切受けないことになります。だから正面に太陽があっても、隕石があっても、核ミサイルがあっても全く影響を受けることがなく飛行できるのです。そして再び水の世界(現空間)に戻りたい場合には水滴になって水の中に落下すればそこは現空間が広がる世界なのです。しかし、エネルギーの塊として非物質化しても物質の状態を少なからず保っているため、反物質ではないのです。当然反物質と接触すればその影響は受けることになります。

 

飛行にあたっては万能保護スクリーンを全飛行行程において使用します。光速度に近づいたら超光速ドライブ用エンジンを作動させます。すると、宇宙船は光速度の数倍から数十倍の速度(通常は数倍)に瞬間的に加速していきますが、万能保護スクリーンを使用しているため速度が増加しても質量の増加は遮断されています。ほぼ光速度に達した時、または光速度を超え、光速度の数倍の速度に達したときに万能保護スクリーンが一瞬解除されると、質量の限りない膨張が起こります。小さな宇宙船が私たちの宇宙の全質量を超えるような無限とも思われる質量に一瞬のうちに膨張しています。あなたの体だって月よりも太陽よりも重くなっていきます。こうなってはもはやこの宇宙に物質としては存在出来なくなって一瞬(遅くても百万分の一秒、通常はもっと早い時間で)のうちに宇宙船の全てのものは原子より細かく微細化され、純粋なネルギー塊(非物質化)と化していきます。活性化された超光速ドライブ用エンジンの推進力はこの時、宇宙船を光速度の数百万倍、時には数兆倍の速度に一瞬のうちに加速して超空間ドライブを起こさせるのです(超光速ドライブ用エンジンとはどのようなエネルギーを使うのかは前記で記載しておきました)。目的地においては再物質化されるが、物質化と非物質化の時間はあまりにも短いので搭乗者は気づくこともなければ不快感を感じることもないのです。目的地までの到着時間は距離に関係なくこちらの宇宙の観測者はゼロと観測するでしょう。しかしこの「物質―非物質」化が何らかの宇宙船の故障等で船体全体が同時に行われない場合には航空機が山に衝突した場合のように宇宙船も搭乗者もその安全は当然保障されないことになります。この理論を発見して宇宙船を建造しても初めのころは微細化と再現の均一化がうまくできずにやはり多くの事故が発生しています。永遠に物質に戻ることなく宇宙をさまようことになったり、別な宇宙に迷い込んだり。再現時に物質いわゆる宇宙船や乗員の肉体がバラバラになって霧散したり等です。また、時空間を乱して近くの星に悪影響を及ぼしたり、たまたま近くを航行していた宇宙船や宇宙標識を亜空間に引きずりこんでしまう事故も発生しています。

     かつての日本人の祖先はこのような飛行技術を駆使して脱出したのです。

 

今までの説明で混乱する方については、少し説明の仕方を変えてお話しましょう。超空間の飛行というものは双子の宇宙の特性を利用することなのです。現空間と超空間の時間は共に過去から未来に向かって時を刻んでいますが、時間は相対的です。現空間から超空間をみると時間が逆行している様に観測されるのです。超空間ドライブでは現空間と超空間の世界の時間が中和され、飛行に要した時間はどんなに遠く飛行してもこちらの世界の観測者にはゼロと観測されることになります(まれに時間差が生じることもある)。但し、宇宙船とその乗員は中和されないので超空間もしくは現空間の時間が進行することになり、100光年の距離を光の速度の100万倍の速度で飛行すると乗員には約50分の時間が費やされることになるのです。言い換えれば50分だけ年を取ることになり、宇宙船内で50分間読書が出来ると言うことなのです。超空間は並行宇宙の数だけあるのです。並行宇宙のどれを利用するかが超空間ドライブを効果的に行う決めてとなるのです。それを計算するのに「時間幾何学」とも言える物理学が存在し、遠い将来あなた方が学ばなければならない学問の一つです。時間の進み方はこの宇宙どこでも同じではないのです。

   

   ここで超光速飛行(移動)の方法は、双子の宇宙を利用する方法だけとあなた方の幾つかの本には書かれています。こう書かれている理由はその著作者に教えた宇宙の方の技術が新たな飛行方法の技術を持ち合わせていなかったか、著作者が理解できなかったか、あるいは別な理由があったのでしょう。がそれだけではありません。この方法では何十、何百億光年も離れた銀河まで移動するにはやはり宇宙船内では何年もの時間がかかってしまいます。これを解決する方法は、物質の非物質化時のエネルギー塊形成を行わずにインパルスとして超空間を通じて目的地に送り出し、そこで再物質化させる飛行方法により行われます。(それはどのように行うのかとの私の質問に答えて)亜原子粒子は宇宙の構造の基盤が表面に出た結果なのです。だからこれ操作することで宇宙の構造を変えることが出来るのです。そこで亜原子粒子を変質させて座標系における出発地点と到着地点の動径ベクトルの角度のようなものを操作するとしかあなた方には説明のしようがありません。

 

また、効率的に安全に瞬時に目的地に到着させるために宇宙にはいたるところに大小の時空間の門(タイムゲート、スターゲートとも呼ばれている)が設けられています。この方法は入口と出口をエネギートンネルで結ぶことによりこの宇宙や隣の宇宙にも自在に行けることが出来ます。この門は地球の地域と地域を或いは地域と宇宙空間にも設置できます。また、私たちはこの銀河系にも多くの門を設置して管理しています。

さらに皆さんが良く霊的現象としてテレポーテーションという言葉を聞くと思いますが近距離、例えば宇宙船内と地上、宇宙船同士間、超光速に加速しないで近距離のワープ飛行などのトランスミッション技術を利用した移動方法もあります。あなた方のロープを引っ張って移動するエレベーターと異なり、あなた方が近い将来作ることになるエレベーターもこの方法と類似の技術が使われます。これらの方法はいかなる遮蔽物をも通過して目的の場所に物体を移すことが出来る技術ですが、ほとんど自動制御で行われます。手動の場合には細かいところが欠落する場合があり安全性が確保できないという危険が残るためです。

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あなた方は光速度は秒速299780kmであると測定しています。これは素晴らしい成果なのです。かつてアインシュタインは光速度は不変であることを発表しています。これは正しいのでしょうか。正しいのです。そう、次元のあなた方の住んでいる宇宙では。しかし慣性系が異なれば光速度も変わるのです。あなた方は気付かないけれど光速度はゼロから無限大まで変化することをちゃんとアインシュタインは数式で表現しているのです。もし少し見方を変えて、宇宙のシステムを考えれば光速度は大幅に変わることを学んでください。これを簡単に表すアインシュタインの数式があるのです。

R×C二乗=定数 です。
         
Rは宇宙の曲率半径です。

 宇宙の曲率が無限大からゼロに近づけば近づくほど光速度もゼロから無限大に変化するのです(本当は密度により変化するのですが深く考えなくてもいいでしょう)。あなた方が今住んでいる宇宙の大きさはどのくらいでしょうか。現在観測できている範囲の数倍です。無限ではないのです。不思議に思いますか。あなた方の世界だってかつては地球はどこまでも続く大地でその先は滝のようになっていると思っていたのではないですか。
また、とても大切な数式がもう一つあります。アインシュタインの

絶対定数x=8πG/C二乗 です。  

G/C二乗」の重力、光速度の定数GCは必ずしも一定ではなく宇宙の時間の中で変化をするが別々ではなく同時変動するのです(これは変動した場合の比率は変化しないという意味なのであろうか私にはわからない)

 

さらに一つ付け加えるとすれば、あなた方が時間を計測するうえでとても難しくしていることは、エントロピーと時間を区別していることです。エントロピー-=時間なのです。時間幾何学を確立し、宇宙を自在に航行するにはこれを理解することが大切なのです。


(5)宇宙船の構造と機能

    ここでの説明は宇宙船の構造のほんの一部です。宇宙船の構造はその星の人間の科学技術の発達次第で異なるからです。また、使用目的によっても異なるからです。だから当時の種々の宇宙船についてのみ説明します。人間が乗る宇宙船の大きさは一人乗りの小さなものから全長数キロのものも珍しくありませんでした。人の乗らない探査船は小さいものでは数ミリサイズもありました。一つの惑星とみなしてもいいほど巨大なものもありました。全長数キロ以上の宇宙船には特別場合を除いてほとんどが食料生産設備、リサイクル設備が設けられていて不用品として廃棄するものなどないようになっていました。内部には森や川などが作られ自然もそこにありました。多くの宇宙船には時間旅行装置(タイムマシン)も備えつけられてもいました。

    これらの宇宙船の中の小型のものは3Dコピー機のような施設で作られていたものもあります。大型のものは宇宙空間において一定の物質を閉じ込めた状態で組み立てられました。細胞が分裂するときにDNAが特定の物質とのみと結合する現象と似たような手法で作られていたのです。そのためどのように大きな宇宙船であっても金属を溶接するのではなく人間の細胞の組み合わせの様な構造をしており、船体が損傷すると自動的に修復装置が働くようにもなってもいました。しかしそれにもやはり限界があり、定期的な点検は欠かせませんでした。物質の接合には高熱で溶かすのではなく、粒子の特性を変えることなく常温で溶かして融合させる方法が多く用いられていました。この手法の一つは物質が液状化する高い周波数で振動させることにより行います。宇宙船に設置されている出入り口のドアもこれらの技術が応用されているため、閉めると継ぎ目はなくなってしまいます。また、宇宙船の構造で共通していることは、船体は2重構造をしているということです。
 西の惑星ともいわれる巨大な宇宙船は、魂がこの世とあの世の間の世界(この世界については精神世界と物質世界の中でお話しましょう)に進んだ時に「物質化現象に似た現象」を起こすことが出来るようになりますが、これと似た方法で作られています。数名の指導者(私たちの世界で言えば船長や司令官となる方たちといってもいいでしょう)の意識の協力統合により形作られています。指導者全員の意識の一つでも欠如してしまうと宇宙船としては機能しなくなってしまいます。
 

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<宇宙船に乗ってみましょう>
タイプの違う3つの宇宙船
 宇宙船の性能はその惑星の技術水準により大きく異なります。しかし、宇宙船から外を眺める景色はそんなに変わりません。なぜかって。あなた方が飛行機に乗って外を眺めた景色はプロペラ機でもジエット機でもそんなに変わらないでしょう。ジエット機のほうが高いところを飛べて、速度が速いこと位でしょう。ですからここに登場する宇宙船は当時の宇宙船でもあり、現在の宇宙船でもあるのです。
 あなた方はUFOと聞くと決まり文句のように「お皿のような形、ボールのような球形、葉巻型」と言いますが、そんなことはありません。確かにあなた方が思い受けべるような形のものは多いです。しかし用途によって様々です。鳥のような形もあれば電車のような形、戦艦のような形など様々です。旅行目的のもあれば、調査目的や戦闘目的までいろいろ用途に合わせて作られています。サイズも地球がいくつもすっぽり入るくらいの大きいものからのからあなたの胃の中に入って何を食べたか調査したりするような数ミリサイズのものまで様々です。
 そのようなことですので、ここでは代表的な3タイプを紹介します。あなたはこの3つのタイプに乗ったと思って外の景色を想像してみてください。


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 野原に花が一面に咲いています。なにやらかすかに空のほうからブ~ンと言う音が聞こえま
せんか。見上げてみましょう。上空100メートル位のところに円盤状のぼや~っとした光が現れました。その光がだんだんと強くなって、やがてはっきりと直径10メートルの円盤状の小型の宇宙船が現れました。ふらふらと揺れています。降下して地上1メートルのところに停止しました。継ぎ目のない船体の下部が開いて男性が出てきました。そしてあなたに声を掛けました。「あなたの力で宇宙船を持ち上げることが出来ますよ」と、あなたは円盤状の宇宙船の端に手をかけて半信半疑で上に持ちあげたところ軽々と20センチほど動かすことが出来ました。しかしそれ以上はどれだけ力を入れても少しも動きません。

 宇宙船の男性は「それ以上はあなた方が持っているビル建設用の起重機でさえ動かすことはできません。この宇宙船がどれほどソフトでどれほど力強いかお分かりになりましたか。さあ、宇宙船の中に案内しましょう」。あなたは
開いた入口から中に入りました。するとどうでしょう。内部は体育館ほどの空間が広がっており、小型の宇宙船が3機駐機していました。男性はあなたに説明します。「これは宇宙船の内部の空間構造を変えることにより内側は外観と比べて広くなるように作られています。これにより航空母艦のように多くの宇宙船や物資を搭載することが出来るのです。

タイプ2
 これは直径が5000mもあるちょっと大型の宇宙船です。厚みは1000mほどあります。操縦室に行ってみましょう。パイロットも船長もいません。管理者がいるだけです。その代り立体パノラマ映像に天の川銀河系が映し出されています。色の異なった光がその中で明滅しています。宇宙船の現在の位置とこれから向かおうとする惑星などの位置です。この船はコンピューターに乗員が行きたい場所をインプットすると自動的に飛行することが出来ます。船内を見てみましょう。非常に広い空間に川や山があり自然が満喫できます。しかし、スイッチを切り替えるとそこには食料生産工場や廃棄物のリサイクル工場が現れました。さらにスイッチを切り替えると会議室や宿泊室などが高層ビルデングのように現れます。この中には東京タワーだって霞ヶ関ビルだって幾らでも建てることが出来ます。またスイッチが切り替わりました。このように宇宙船の中は多くの時空・次元が局所的に重なって構成されているのです。行きたい部屋に行くのには部屋の電灯のスイッチを切り替えるようにするのでしょうか。そんなことをしたら多くの人が乗っていて個々別々の場所に行きたいときは困りますね。そのような方法と少し違うのです。行きたいところに行くには宇宙船の中に設置されている波動調整機で自分が行きたい場所に自分を合わせるのです。すると野原でも寝室でも何処へでも行けるのです。

 今度は天井に天の川銀河が現れました。丁度今、あなたの住んでいる太陽系を通過しようとしているところです。今、月と地球の5倍の距離のところです。天井の立体スクリーンには地球が「」のように小さく見えます。突然地球がクローズアップしてきました。ボールぐらいの大きさになり、やがて画面いっぱいになりました。さらに地球はクローズアップしていきます。日本です。そして東京の霞が関ビルが映し出されました。地上には車が走っているのが見えています。
素晴らしい眺めです。
 そしてこの宇宙船は、異なる時空・次元領域の過去でも未来でもどこにでも行くことが出来るのです。


タイプ3
   小型の宇宙船が地上から飛び立ちました。宇宙船に乗る前の地上の風景は夏の光に包まれて緑色に輝いています。宇宙船はゆっくりと上昇を始めました。するとまわりの壁はいつの間にか透明になり地上の木々の緑が明るく光りを発するようにきらきらと輝き遠ざかっていきます。なんと美しい光景でしょうか。すると宇宙船は急上昇を開始し、瞬く間に地表が遠ざかっていきます。遠ざかる景色だけを残して宇宙船の中の全ての物がゆっくりと透明になって行きました。自分の姿も見えません。しばらく間をおいて周りの景色が一瞬真っ暗になり、明るさが戻ると今度は地上に近づいていきます。

 遠くの草原の中にエジプトのピラミッドが見えて来ました。今、作っている途中なのでしょうか。小さな船がピラミッドのそばに浮かんでいてその中でピラミッド建設を担当しているブルーの肌の背の高い人がいます。その中をオーバーラップするように宇宙船は通過していきます。この宇宙船にはタイムマシンが備わっていたのです。一瞬暗くなったのは時間を遡って過去に来たのではなく、時間を迂回したためでした。ピラミッドのそばで作業中の船と宇宙船が重なっても衝突して破壊されなかったのは宇宙船の振動数を船の振動数と異なるように調整させていたからです。そのためにお互いが物質として同じ空間に同時存在しなかったのでした。少し未来に進むとピラミッドが完成していました。現在の石を積み上げたままのピラミッドとは少し様子が違っています。表面は石のような段差ではなくて鏡のようにピカピカ輝いています。太陽光発電パネルのような色合いに輝いています。説明がありました。「
ピラミッドの下にも逆向きのピラミッドがあるのです。このピラミッドはそれだけでないのです。見えない光のボールの中に入っているのです。ピラミッドに出入口はもちろんあります。ドアの鍵の役目を果たす「意識」を集中して石積みの一番下のある石の奥に触れると入口が現れます。そのようになっています。いづれこのピラミッドの目的についてはお話しましょう。さあ峡谷を見学して帰りましょう。

 あなたの乗った宇宙船は峡谷の入口に向かって地上すれすれに飛行していきます。「あ、峡谷に衝突する」あなたは思わず声を上げます。しかし宇宙船は峡谷に沿って舵を切ることなくまっすぐ進んで行きます。峡谷の壁にぶつかりました。いいえ、壁を幽霊のように「す~っ」と通り抜けて行きます。そして急上昇して大気圏を飛び出していきます。そして今度は地球に近づいていきます。次第に緑豊かな野原に近づいていき、着陸しました。ここは先ほど飛び立った場所でした。


 ここで一つ断っておきます。あなた方の物理学で言う三次元に時間という一次元を加えた四次元は実在しません。あなた方が認識している時間は二次元が活性化し立ち上がった三次元というフレームの中に存在するのです。そして時間は水の流れのように連続ではないのです。池の中に設置された飛び石のようにつながってはいないのです。そこがわからないと時間をコントロールする数式を導き出すことは困難です。最近あなた方の物理学者が立体的な三次元世界は本当は平面という二次元世界が活性化したために私たちがそのように感じているのではないかという考えを公表しました。まさしくその通りです。あなた方科学者が思い浮かべている4次元、5次元、それ以上の次元と実際の次元は異なっています。数学で計算した物理理論は数学の初歩が次元の現実とずれているのです。

 追加してひとつお話ししておきたいことがあります。これらの宇宙船はおろか全ての星の宇宙船にはその性能の大小こそあれ全て武器が備えつけられています。備えていなければとても安全に宇宙を自由に航行できないほどこの世界は危険に満ちています。自分の宇宙船は武器は備えていないので攻撃しないでほしいというような人道主義を期待することは考えない方がいいでしょう。だから自分を守るために宇宙船には必ず武器は搭載されているのです。そうすることで相手からの攻撃も抑止することが出来るのです。だから武器を備えていないで運用される宇宙船は珍しいのです。武器と言っても航行に必要な装備や土木機械が武器を兼ねていることも少なくありません。戦いを嫌った「平和志向の強い種族グループ」の宇宙船でさえ強力な武器は備えられていました。でも少し例外があってあなた方の世界にとても関係が深い「ハトホル」という別な宇宙に住んでいる人種だけは宇宙船に武器を備えていないのです。武器を備えていない代わりに、どのような事態が生じても逃げられるだけの性能が宇宙船に備わっているのです。


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                   ミツバチの乱舞

次回はアルクトゥルスの女性から日本人へのメッセージ(日本人のルーツ 第9回)を掲載