日本人のルーツ第10回「生命密度と人間の居住惑星数」から続く
第二部 日本人のルーツ外伝
第二部「日本人のルーツ外伝」は、はるかかなたに脱出した日本人の祖先とは別に、周辺領域に脱出した人達です。彼らはやがて私たち太陽系の火星と今は小惑星となっているマローナ/フェイトン惑星にたどり着きます。ここでは多くの惑星の種族が覇権を争い、
1 別ルートで脱出した5人種
抹殺を逃れて脱出した大部分(5つの人種)は白人、黄色人種等様々でした。彼らは日本人の祖先にあたる2人種とは別のルートで脱出した人々でした。
脱出した5人種はまとまって1か所の惑星に逃亡したわけではありませんでした。シリウス領域に広く広がりながら思い思いの方向に逃亡したのでした。巨大な宇宙船に留まり宇宙を放浪するグループ、不毛の土地で生活を開始するグル-プ、協力者の助けにより「平和志向の強い種族グループ」とは考え方や文化を異にする「戦闘志向の強い種族グループ」の管理領域に逃亡した人種もありました。「戦闘志向の強い種族グループ」は闘争心が強く、「平和志向の強い種族グループ」は闘争心が欠如していたため不用意に彼らに手出しをすれば逆に攻撃を受ける可能性もあったために抹殺を開始したにもかかわらずその成果は遅々として進んでいきませんでした。
「平和志向の強い種族グループ」に抹殺の援助をした「シリウス領域を活動の拠点としている知的生命体」はどのように活動したのでしょう。彼らはこの領域から「日本人の祖先」がいなくなり、障害なく自分たちの宇宙活動が自由にできればそれでよかったのでどこまでもいつでも積極的に逃亡者を追撃することはしませんでした。そこそこに抹殺活動をしたといってもいいでしょう。この領域から「日本人の祖先」の排除が目的の一つでもあったからです。欲を出してしつこく追撃してリラ、ベガ人などと大規模な戦闘行為に陥れば逆に攻撃を受けて、自らの文明も崩壊しかねない恐れもあったからです。
タイムマシンによる探索の結果、地球人類が知らずに彼らと接触することになるのは、はるか未来のことになるでしょう。
脱出した5人種の中には長い間に居住する星系の民族と遺伝的に交わりながら文化を発展させて行くグループもありましたが、いつまでたっても執拗に「平和志向の強い種族グループ」側は追撃を緩めませんでした。それに反して「シリウスの知的生命体」は必要に応じて援助していった程度でした。
そのため、速やかなる完全な抹殺は遅々として進まず、この領域に混乱の種をまき散らしていきました。その様な中で、「戦闘志向の強い種族グループ」の中には、逃亡している5人種は自分たちでこの状態を切り抜けてほしいと関り合いを持とうとしない種族もあり、その結果、やっとの思いで安住の地を見つけても別な惑星に移動を余儀なくされたり、「戦闘志向の強い種族グループ」同士の惑星間戦争に巻き込まれたりして、多くの古代リラ人と共に難民が発生していきました。
抹殺を逃れて緊急脱出した中には、大型の宇宙船内で数千年間暮らしていたものもありました。宇宙船での脱出は十分な準備をして行われたのではなかったため、宇宙船内で暮らしていた者たちは先に脱出した2人種同様に動物性のタンパク質の不足(この問題は生命発生における遺伝子にかかわることでもあるのです。5章の中で説明することになるでしょう。)でとてもつらい悲劇も発生しました。これら多くの問題を重視した「支援者」は、可能な限り5人種とこれらに関わりを持つ多種多様な民族や人種を「平和志向の強い種族グループ」側に発見されない場所に逃がすことを検討したのです。そして私たちの住む太陽系に、脱出してから約5000年という非常に長い時間をかけて、直接或いは多くの星系を経由しながらたどり着いたのでした。
ここにたどり着いたのは脱出した5つの人種の他に長い時間の流れの中で5人種と交わり、遠くそれらの血を引く末裔やシリウス領域でいろいろな諸問題により発生した難民、リラ人とベガ人或いはこれらと関係する民族との宇宙戦争で発生した難民や「平和志向の強い種族グループ」側からの追撃により発生した難民など様々でした。彼らはこの太陽系に逃亡することによりシリウス領域にいた時から悩まされ続けていた殺人的な追跡や紛争による難民生活などからやっと逃れることが出来たのでした。
ここで忘れてはいけないことがあります。それは「平和志向の強い種族グループ」側のヘーノク系の純粋な遺伝子を持った2人種やリラ、ベガ領域のいくつかの人種も一緒にあるいは少し時間をおいて私たちの太陽系に来たということです。
なぜ太陽系を逃亡の場所に選んだかというと、「支援者」の中には、私たちの太陽がすでに衰退期に入っているのでそう長く太陽系内の惑星には居住出来ないだろうと考え、このような場所こそ隠れ家として安全だと思ったのです(「そう長く」という意味は何百年という意味ではなく何百万年、何千万年という意味です。)。そして衰え行く太陽(現在太陽については大きな問題を抱えていることを天文学者はなんとなく把握していますが関心のない方はその情報には無関心でいます)、それも空気組成が故郷の星と比べて悪い惑星を逃亡先に選んでいるなど「平和志向の強い種族グループ」にとっては想像も出来ないだろうとしてこの太陽系の惑星が選ばれたのでした。この地に移ったのは約250万年前のことでした。
太陽系に移住したのち100万年もの長い間「オリオン大戦」と呼ばれる大規模戦争が行われていきますが、この関わり合いやその影響については話を混乱させますので省略します。なお、土星領域にはとても高い知能と霊性の高等知能生命体(人間)がおりましたが、彼らはやがてマローナ/フェイトン惑星が爆破されたことにより多数の魂が宇宙空間に放り出されて浮遊状態となったことからこの救援のために活動を始めます。また、別の宇宙のハトホルという生命体は火星やマローナ/フェイトン惑星そして地球を調査し、医療技術を提供していましたがやはりマローナ/フェイトン惑星が爆破されたことにより犠牲を強いられています。
ハトホルという生命体はエジプト文明においても多くの医療技術を教えており今でもその伝承は多く存在しています。
ハトホルという生命体はどのような姿かたちをしているのかと思っていたところ、私たちの姿を忠実に表しているものはあなた方の世界にはないが「ルクソール美術館にあるハトホルの像」は比較的似ているということを示された。また、彼らが私たち人間を見るとどのように見えるのかは「光きらめく天の川銀河を立体的に人間の形に切り抜いたように見える。だから体の内側の隅々まで見ることが出来る。良いところも悪いところも」と。
次回は 火星とマローナ・フェイトン惑星での生活・葛藤(太陽系の惑星に移り住んで)を予定しています
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