日本人のルーツ外伝・別ルートで脱出した5人種(外伝 第1回)から続く

2 火星とマローナ・フェイトン惑星での生活・葛藤

(1)太陽系の惑星に移り住んで08190003-0001


  その当時、地球には他の恒星系から飛来してきた多く人種が住んでいましたが人数は今ほど多くはありませんでした。いいえ、いまよりかなり少なかったと言ったら正しいのでしょうか。居住地域も現在のように世界に散らばっているというより特定の地域に集中していました。また、当時地球は5人種にとっては空気の組成も悪く、これらの人種が生存していくためにはかなり困難な状況でした。そのため彼らは
火星と今は小惑星となっているマローナ/フェイトン惑星を新しい居住地としたのでした。
 後に日本人と深い関わり合いを持つレムリア大陸は当時太平洋にはまだ存在していませんでした。しかしオーストラリア大陸はアジアの一部としてベトナムの南側付近に位置しておりました。今の南極はオーストラリアの南側付近にあったのです。

 レムリアという名称は、彼らの言葉で「衰えていく太陽系の冷えゆく惑星という意味です。レムリアンという言葉はそこの人々という意味です」彼らは彼らの住んでいた惑星から直接地球に来たのではなく、自分たちが住んでいる惑星を脱出し、他の惑星で地球が住める環境になるまで大変長い間、待っていたのです。そして地球が居住できる環境になると大型の宇宙船で地球にやってきました。そして地殻が安定している中国大陸に着陸したのですが、そこの先住民族とトラブルになったためここをあきらめ、太平洋に存在していた大陸に居住することにしたのでした。それがムーといわれる大陸です。なお、ここには時間が前後したり三次元種の生物としての活動でなかったりと私たちには到底感覚的に理解できないような複雑な絡み合いがあるので今説明したことは、「な~るほど、そうなのか」位に思っていればいいのかなと思います。簡単に言えば彼らは初めのうちは時間の外側で活動したといってもいい様な行動も起こしてもいるのです。

なお火星は木々の高さは数メートルと低木が多いが緑豊かな自然が広がっていました。水も今のような砂漠ではなく十分にありました。マローナ/フェイトン惑星は火星より温暖な気候にめぐまれて多くの人種が住むの十分な環境が整っていました。そのためマローナ/フェイトン惑星には火星より多くの人種が移り住んでいきました。そして、全人種が協力して文化の発展と豊かな暮らしに努めていきました。最初のうちは

 しかし多くの人種が混在していたため文化の違いや考え方の違いなどから両惑星とも政治体制にギクシャクした状態が進み、ついに政治体制に反逆を企てる者が出てきたのです。反逆者に対して最初は丁寧に扱っていたのですが次第にエスカレートしてきたために当時の指導者はついにこれらを捕えては隔離の意味で着の身着のまま地球に追放してしまいました。隔離の意味でといいましたが本当は戻すつもりは全くありませんでした。監視者は時々地球を訪れて追放者の体に埋め込んだ発信器から位置を確認し行動を監視していました。生活に必要な文化的道具を作ろうならすぐにそれを取り上げてしまいました。援助すら全くしなかったのでやがて追放された者たちは退廃し、消滅していったのでした。これらの追放者は延べ数千人といわれていますが他の星系の追放された者などをあわせると膨大な数になります。このため置き去りにされ野生化(この野生化についてはここでいう追放された者だけではないのです)した人種や追放された人種と外宇宙からの飛来人種の強制接合(一種の強姦)によりさらに多くの子供や人種が発生し、地球の歴史の中ではこの数も膨大な数にのぼっていきましたが何の支援もないためやがて消滅の道をたどっていきました。巨人族の一部などはこの部類に入ります。

 

火星に移り住んだ種族は宇宙の異変で寒冷化が進み、動植物の生命維持が困難となっていくまでここに住み、都市やピラミッドを建設し快適で幸福な生活を送っていましたが、やがて一部の住民が残るも大部分が地球とマローナ/フェイトン惑星に分かれて移住して行きました。そのことについては後述します。(知的生命体がピラミッドを創ると言うことは特殊なことではありません。あなた方が医療器具や環境関連施設を創るのと同じ行為なのです。)

 

(当時の惑星配列について具体的な話はなかったのですが、物語の内容から推察すれば当時地球は太陽から2番目の惑星でした。ずっとのちに破壊者と言われる放浪惑星が金星を今の軌道に引きずり込んだのです。今から5100前の古代バラモンの惑星表には水星、(地球)、火星、木星、土星の四惑星のみ記録されているので金星が今の軌道に落ち着いたのは比較的新しいのではないかと思っています。これについては全く別な星の方が、「私たちの住んでいた金星ははるか過去においては天王星の衛星で、放浪惑星のため長い時間をかけて今の金星の軌道に移動させられてしまったのです。住んでいた星が天王星からはじき出されるという天変地異のために別な恒星系の惑星に移住を余儀なくされた。しかし南アフリカには太陽系を観察する観測班を配置した。現在も彼らの末裔は存在しているので遺伝子の変化などを定期的に測定している。」と言っていた。また、2200万年前に古代リラ人がこの地球を訪れた時には、地球には様々な人種が住んでおり、このことから多くの宇宙の知的生命体がかなり昔からこの地球を訪れていたことがわかると思います。)

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   シリウス恒星系とあなた方の太陽系はほんとに近い距離ですが時空・次元領域が違うので「平和志向の強い種族グループ」の星との距離は無限に遠いといっても言い過ぎでない距離なのです。火星やマローナ/フェイトン惑星に移り住んだこれらの人種の生活が安定するに従い、かつての「支援者」のなかにはこの人種を利用しようとする「悪意ある支援者」が現れ、これらの人種自らが自由に進むべき道を見いだすべきだとする「好意的な支援者」との間に対立が徐々に生まれていきました。

  

 そのような時代の流れの中で火星では神を語って人心を支配しようとする「悪意ある支援者」が現れて絶対的な服従の宗教を広めていきました。(この絶対的な服従の宗教はやがてその舞台が地球に移されることになるのですがこの時代よりままだまだ先のことです)。
 宗教活動家の活動が進むにつれて人心は神の「教えに従う者」「そうでない者」の2つに分かれていき、次第にその溝は深まっていきました。そしてその争いは次第に拍車がかかり多くの宗派に分裂していったのでした。それが三つどもえ、四つどもえ、いやもっと多くの宗派の争いがおこり、やがて収拾のつかない状態になり、いつまでも終わることなく争いは続いていったのでした。

(2)破壊者と呼ばれる放浪惑星の飛来

丁度そのころ、この太陽系では破壊者と呼ばれる放浪惑星が太陽にとらえられて超楕円軌道を周回するようになりました。時がたつにつれて次第に楕円軌道が小さくなり周期は575.5年を少し下回ったり上回ったりして周回するようになっていきました。それとともに放浪惑星も太陽の灼熱にさらされて次第に彗星と化していきました。太陽系内を悪魔のように暴走周回し、その進路上の惑星に大きな災害を与えるなど猛威を振るい始めたのです。やがて火星も観測結果から大打撃をこうむることがその軌道からわかってきました。

 

この放浪惑星による大災害と月の関係については2018年7月15日次のようなイメージが届いています。イメージですので正しいかどうかわかりませんがその一部を紹介しておきます。

「あなた方日本人が大切にしている「かぐや姫の住むという月」は、元々は別な太陽系の人間が住んでいた惑星でした。そこには素晴らしい自然があり、緑豊かな草原の多い星でした。しかし突然宇宙の深淵部から現れた破壊者と呼ばれる放浪惑星がこの惑星に衝突し、破壊し、あなた方の太陽系に突き飛ばしたのです。この惑星はやがて地球の引力にとらえられて月となりました。この放浪惑星は太陽を周回しながら地球の軌道を変え、勿論太陽系の他の惑星の配置も変えるなど大災害をもたらしました。月が地球外の星であったという証拠の一つはいつも片面だけを地球に向けていることです。このことを考えれば金星についてもあなた方は疑問を持つと思います。もともとこの放浪惑星はあなた方の住んでいる天の川銀河系とは別の宇宙のある太陽系の外側付近を長い時間をかけて周回していましたがその太陽が寿命を終えて大爆発を起こした際に、たまたま破壊されずの大砲の弾丸のように宇宙空間に弾き飛ばされたのでした。しかし不幸にもこの惑星は次元のほころびからあなた方の宇宙に姿を現したのです。そしてその進路にある多くの惑星を破壊するなど地獄に引きずり込みました。 ―以下略―」


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次回はマローナ/フェイトン惑星の破壊(外伝 第3回)