死後の人生、魂の旅路(第二部、第2回)から続く
これ以降の内容は興味本位で読まれて、安易な理解のもとに楽な人生を選ぶ方がもしいるとしたならその方は立ち入らない方がいいでしょう。その方はこれを読むより今の人生を立派に築き上げてください。これからの内容は単に読まれても理解するのはかなり難しいのです。その都度、量子論や遺伝子のゲノムとは何か等用語が出てくるたびその意味を調べてください。そして現代科学はどこまでわかっているのか。矛盾はどこなのかを叡智を使って考えながら進んでください。
これ以降を公開する目的は皆さんが素晴らしい理解をして、素晴らしい発見をして、遺伝子の素晴らしい機能を活用して、或いはあなた方の子供たちに教えて未来を築いてほしいとの願いからです。この中のさらに高度な知識は断片的ながらも直接研究者に伝えられたりしてもいますがここの内容はそれらをひっくるめてやさしく説明したものととらえてもいいでしょう。
6「念」と「意識」について
「念」と「意識」の決定的な違いは、「念」は魂が精神世界に旅立つときに
この世に残す老廃物のようなものです。人間の脳の「意識」は精神世界と協
働して宇宙を形成して行くための力のようなものです。
(1)「念」
「念」とは何でしょうか。見たことがありますか。そう、見えないものですが実は見えたりもします。この世のあなた方の味方にも敵にもなります。ここで私が話す「念」とは、「生霊」などというものとは区別してください。人は生活していると衣服に新陳代謝の際に体の一部である垢などが付着します。ここには遺伝子であるDNAも付着します。DNAはあなたの体そのものでもあるのです。DNAからあなたが再生されたとしますと肉体の構成はあなたと全く変わらないはずです。あなた自身と言ってもいいでしょう。しかし少し違うのはあなたではないということです。
あなたは魂に戻る前に服を脱ぎ捨てます。「念」はそこに染みついている魂の残存物とでも理解してください。どの位が「念」として残るのでしょうか。その寿命はどのくらいあるのでしょうか。魂として霊界に戻る前に残す「念」は、地球の人間で説明すればあなた自身の魂の20%に満たない量ですが15%は越えているでしょう。寿命は最大で大体100~200年位でしょうか。時が経過するにつれてだんだんと霧のように消えていきます。ここで勘違いしてはいけないのは、これはあなた方に対する説明ということなのです。時間も空間も異なる別な世界では、また別な説明をしなければなりません。
土葬では「念」は長期間存在します。火葬ではその時点でバラバラになりますがやがて集合して一つの「念」の塊を形成していきます。しかし土葬と違ってそんなに長期間存在はしません。一番問題なのが核爆弾による身体の激烈な破損です。これはどうしようもありません。魂がズタズタになってしまうのです。魂ですから死にません。やがて新たな知識をえて徐々に復活はしていきますが、それはあなた方が何かの衝撃により脳の一部が破壊されて記憶を失った場合に破壊された部分は治療しても簡単には元に戻らないと同じなのです。ですからどこの宇宙に行っても核戦争は全て厳禁なのです。そのほかにも理由はあります。それは「意識」で説明します。
それではなぜ文明が発達して核のおもちゃが手に入ると、厳禁であるはずの核を使って生命を抹殺したり、自滅してしまうのでしょうか。この現象の大きなひとつとして説明すれば、「複数の宇宙」にかかわることなのです。
創造主が創ったすべての宇宙を一つにひっくるめたとてつもなく巨大な宇宙を人間と仮定しましょう。私たちが住んでいる宇宙をその中の一つの臓器と仮定しましょう。癌は人間にとって体の中に住んでほしくないものです。宇宙が巨大な生命体だとして、体の中にその生命を脅かすかもしれない癌が出来たらどう考えるでしょうか。どう行動をとるでしょうか。癌は他の臓器に転移する恐れがあります。人間(宇宙)を殺してしまうかもしれません。そのため他の臓器や免疫細胞など(複数の宇宙)が癌を攻撃し、人間の体から排除する行動をとります。しかし癌の発生は医学に貢献し、医療技術や人体を理解するうえでも人類の進化に役立っています。宇宙でほんの小さい星の人間がなぜ巨大な宇宙の枠組みを刺激して宇宙がこれらの人間を排除する行動を起こさせるのでしょうか。
昔、一人の人間が電波を発信し、受信できる送受信機を発明しました。それが今では全世界で使われています。世界に影響したのです。発明したのは彼の脳組織です。そう、脳の神経回路が複数の宇宙に影響を及ぼすのです。脳の重量だけでは頭が良い、悪いは判断できません。あくまでも神経組織の密度です。しかし神経組織が密であれば脳は小さいより重いほうが頭の良い人間となるわけです。この宇宙における生命体の中で脳神経が緻密な脳は最大限どのくらい成長する可能性があるのでしょうか。8000ccぐらいでしょう。(今の日本人は約1キロ+α)この脳の出すテレパシー波は一瞬で私たちの宇宙の隅々まで届く速さで伝搬するのです。(1秒間に30万キロ×10の7000乗の速さで伝わります)その影響はさらに宇宙間の境界を超えて複数の宇宙に広がっていきます。
人間の脳神経組織がそのような状態を作り出すので、人間でない動物には生じません。私たちがあなた方の世界の政府に宇宙の友人達を通じて何回も厳しく警告しているのはそのためなのです。私たちはあなた方人類の各個人のすべての行動について過去から未来まで全て記録として取り出すことが出来ます。ただ自由意思を尊重して直接介入はしないこととしていますが警告は発しています。が、それでも改めようとせずに事を起こしてしまった場合は魂の世界に戻ってきた場合に厳しい罰を受けさせます。自分は永遠に消滅してしまった方がいいと思う位の何百万倍もの苦渋の苦しみがそこにはあるのです。簡単に消滅したいなどそんな甘いものは精神世界にはありません。
なぜそうなるのかというと、何度でも言います。「創造主は創造という目的を果たすため魂を現世に遣わしたのにその創造計画をぶち壊してしまったからです。言い換えれば創造主の命令に従わなかったからです。
自殺者についても処罰の軽重こそありますがやはり創造主の創造計画をぶち壊してしまったから厳罰が待っていますがこの罰は自らが自らに下さなければならないということです。ただし例外はあります、日本の神風特攻隊等については例外と言っていいでしょう。それは、創造計画の枠組みに入っているからです。枠組みに入っていることと自殺とは違うのです。その理由はあなた方で考えなさい。今日、当時の神風特攻隊の殉職者には当時生きていれば出来たであろう世の立て直しを行うように順次生まれ代らせています。彼らはあなた方3次元の生物種のアセッションとこの星が未来永劫続くようその役割を果たすことになるでしょう。
あなたを大切に思う家族や友人が先に魂の世界に旅立つ際に残していった「念」はあなたが苦境に陥った場合には、あなたを心配してあなたの心に働きかけをします。しかしその逆の場合もあるのです。
また、事故などで突然に魂の世界に旅立った場合、「死んだ」ということをしばらくの間理解出来ない場合があります。そのような場合は死を受け入れるまで魂の世界へのステップが遅くなることがあります。意識がそこに留まってしまうからです。
ここで勘違いしていけないことは、「物が飛んできた。ラップ音が聞こえた。ぼんやりした霊魂みたいなものが写真に写った」などの現象は多くの場合、低い波動の魂や死んだ人間の魂がこの世に接触した結果であるのがほとんどです。
ほとんどと言ったのは、魂でなく残された「念」がこのような現象を生じさせることや、アストラル界の電磁的生命体(妖精など)の接触や遠い天体の生命体がこの世界を見るためにエネルギー体として訪問する場合もあるからです。その判断をするには松果体を活性化させることです。
あなた方は外界の物を見るために「眼」を使って判断しますが、毎日、眼を布で覆って生活しますか。何も見えなくなるからそのような馬鹿なことはしませんね。それと同じです。松果体という眼を持っているのに使わないなんてそんなもったいないことをあなた方はしているのです。というよりこの秘密を知られたくないよう操作されていることに早く気付きなさい。
(2)意識
ここの説明はなぜ核兵器の使用がいけないのかということの別な説明です。死んで霊界に進むときになぜ、苦しい地獄を味わうのかの別な説明です。しかし物理的な説明です。ここの説明は一部「念」と重複します。
人類進化の重要な問題はその方向がどちらに向かうかである。脳の発達、進化によって向かう方向も違ってくる。それに伴う意識はこの世界にどのように影響するのでしょうか。そしてこれらが他の惑星で発達した人間の脳の意識や精神世界とどのようにつながりながら発展していくのでしょうか。あなた方地球人の脳の神経ネットワークの生命のネゲントロピー的な発達は進行中で、その向かうところ他の惑星と同様に可能性は二つの大別されます。
● 一つ目は人間の脳が自然の流れにより発達進化する場合
● 二つ目はバイオテクノロジーによって発達進化する場合
そして脳の発達によって生じた意識は宇宙にどのように影響するのだろうか。宇宙は人間をどのように扱うのだろうか。説明しましょう。
とても重要なことは、生物と宇宙が支配されることになる均衡の法則があるということです
① これは連続的な変化或いは遺伝上の突然変異を経て各々の惑星やその領域の集合意識を定められた方向へと向かわせる「種の進化のプロセス」とも言うべき法則です。何らかの原因(この原因は特定されない)でゲノムを含むDNA連鎖のヌクレオチドの主系列がわずかに変化しただけでもそこからポリペプチドもしくは特殊なタンパク質の新しい連鎖が始まるのです。丁度ドミノ倒しのように、そしてドミノが枝分かれしていると想像してみよう。するとドミノは分岐点に差し掛かるとそれぞれ別な方向に進んで行く。どこに向かっていくか、或いは途中で中断してしまうかは均衡の法則に従うのです。そしてこれによる新しい胚発生のタンパク質はこれらのシステム(ネットワーク=大脳)のアーキテクチャー(ドミノの枝分かれの順序や方向などと言ったら理解できるだろうか)を変える使命を帯びている。この特殊なたんぱく質こそ脳の複雑な神経系をさらに複雑な神経構造に変化させていくタンパク質なのです。このような突然変異は通常(退行・退化プロセスに入らない限り)脳神経系などに新たな構造変化(回路変化)を生じさせて、前頭葉などの皮質の発達を促しながら周囲環境の複雑な情報処理と記憶を連携させて著しく知的(知的な人間は善良な人間だとは言わない)が向上した人間を構成していくのである。これらの変化のメカニズムのひとつとして、ライトファイバー(光の繊維)を通じて精神世界から遺伝子に情報伝達が行われてもいる。
勘違いしてほしくないことは、類人猿がこのような現象を起こした結果、あなた方のような人類が誕生したのだという考え方であるが、人類の脳の発達は何もこればかりが原因ではないのです。
この均衡の法則の重要な目的の一つは、創造主の代理人である人間が創造主の思いを完成させるために、人間自らの意識で宇宙(広大な宇宙とは限らない)を観察して集合意識にそのデーターを伝えることにある。集合意識はあなた方が現在知らない情報のコード化を担う宇宙に伝え、そしてその宇宙を通じて多くの宇宙(複数の宇宙)が変化そして進化(コード化による全体的な宇宙の進化には、創造主の思いとは反対のふさわしくない宇宙や惑星、人間などのすべて又は一部を消滅させる機能が働くこともあるのです。丁度、核戦争で人間や惑星を消滅させたりするように)させていく。この機能はあなた方の脳が意識し、これにより多くの道具等を発明し、物質世界と精神世界に影響を及ぼしていくほど強く働いていくのです。だから核兵器は使用してはいけないと警告しているのです。
ここで短絡的に「核兵器を持てばその人類が消滅する」とは考えてほしくない。あなた方の体内に侵入した病原菌を核兵器と仮定して、抗体との戦いがまさに核戦争である。必ず抗体が病原菌に勝利するとは限らないことを知っていると思います。もし、病原菌が勝てばその人間は死ぬかもしれません。死ななくても熱が出たり、だるかったりと回復するまで大変な思いをするはずです。回復しないで臓器に損傷を及ぼすかもしれません。最悪の場合、病気になった人間(民族、国家、惑星、宇宙など)は消滅してしまうかもしれません。このほかにも、病原菌となる要因は特定できないほど諸々です。例えば、ある惑星の住人が愛を忘れて肉体の強靭さだけを追い求めた先に待っていたのが、突如出現し爆発的に増え、皮肉なことに彼らより知的な強靭な動物でした。そしてことごとく食べられてその惑星の人間は消滅していきました。
あなた方の脳の意識能力は今後も成長を続けます。その結果あなた方の思考による自由な意思決定能力も多岐にわたり増大していきます。精神世界への影響も複数の宇宙への影響もその分大きくなっていくのです。脳の発達が起こす極めて重要な側面をよく考えていただきたいのです。
②
私やあなた方のちっぽけな脳がはるかかなたの宇宙も考え、行動して影響を及ぼすのです。動物はそんなことできません。人間の脳のなせる業なのです。最近あなた方の小さな探査船が太陽系の小惑星に着陸し岩石を採取しました。その成果は世界中に伝えられました。科学者や技術者の小さな脳が探査船を小惑星まで飛ばしてその結果、地球全体に影響を及ぼしたことを知ることはとても重要なことなのです。宇宙と比べてこれほどまでに小さな人間の脳がささやかな活動を通じて集合意識にその情報を伝え、その情報を集合意識が遠く離れた場所の事象形成を起こすまでに増幅するならばそのフィードバックとして脳神経リンパ節の集合塊はさらに進化を続け、意識の機能がさらに完成に向かうことになるのです。
これらの脳は機能が拡大するに従ってどこまで大きくなるのだろうか。宇宙全体を見回してもその容量はあなた方の単位で表すなら8000ccを超えることはない。巨大な頭だけで体は鉛筆のような人間などこの宇宙には存在しない。均整の取れた体に均整の取れた頭がありその中に脳が収まるのである。(頭でっかちなグレイと称される人間であっても貧弱に見える体は彼らにとっては均整の取れた体なのである)そして人間の脳はどこの星に住んでいてもいつの日か進化とともにとても複雑な内部構造を持つ時期が来るのである。すると集合意識と競合する形で複数の宇宙を支配することが出来るようになるのである。丁度あなた方があなた方の畑を支配し、植物を育てたり植え替えたりするように。
(複雑な内部構造を持つ脳とはどのようなものなのでしょうか。他の星の小学生に例を取りましょう。私がその小学校に明日訪問することにしましょう。訪問の前日、先生は生徒たちにお話します。明日地球の日本からお客様が来られます。お話しできるように日本語を勉強しましょう。さあ、先生がヤーと声をかけますから準備をしてください。「ヤー」。
翌日私が小学校を訪れると、小学生の全員が「こんにちは」と挨拶し、いろいろと日本語で話しかけてきます。私は驚いて先生になぜみんな日本語を話せるのですかと尋ねます。先生はにこやかに昨日教えました。と答えるでしょう。
この答えをお話しましょう。先生は日本語を話せます。そして日本語の由来も知っています。そこで子供たちに「ヤー」と声をかけ、先生の知識を受ける準備をさせます。そしてテレパシーで一気に子供たちの脳に日本語の情報を送ります。子供たちは1~2秒というほんの一瞬のうちに日本語の情報をキャッチし脳に記憶させていきます。いや、日本語だけではありません。そこに必ずと言っていいほど日本語が出来てきた背景事情とこれから日本語がどのように変わっていくのかという未来の可能性も記憶していくのです。これはほんの一例です。私たちの脳もこのように発達していく可能性が潜在しているのです。)
自然界における脳の発達については自然に発達していくこととは別に、バイオテクノロジー(染色体のネットワーク・ゲノムの合成)によっても複雑なネットワーク構造の脳を構築することは可能なのです。その場合、自らの脳を自然の流れと異なり急速に発達させることが出来るのです。(自然界が人間を想像したのなら人間のなせる業であるバイオテクノロジー行為も自然界のなせる業なのだろうか)しかし、バイオテクノロジー行為によって創造された脳が起こす「意識」が倫理にもとるような行為を行う場合等、そのような勝手な創造行為を創造主は見過ごしはしないということです。一歩倫理の線を大股で踏み越えれば複数の宇宙はその生命体もしくはその生命体が影響を及ぼす範囲の惑星や宇宙を混乱させたり消滅させることも用意しているのです。
脳の意識が複数の宇宙に影響したり支配するようになると人間の進化はどのような新たな物理法則の支配を受けるのだろうか。そのような新たな物理法則を創造主は用意していないのである。今まであまり影響を受けなかった法則が作用を強めるだけなのである。ランナーが速く走ればそれだけ風圧を受けるように。
〇 その法則の一つ目はエントロピーとネゲントロピー的領域の支配法則の構造そのものであるあなた方の言ういわゆる物理生物学的法則である。
マクロ的な構造物はミクロ的な物理学のプロセスによって変化するのです。あなた方の意識がもしミクロ的な存在と仮定するならば複数の宇宙はマクロ的な構造物といってもいいでしょう。すると今まで述べたように意識は宇宙の構造を変化させていくことになるがその未来がどうなるかは直線的でなくアーキテクチャー的といってもよいだろう。
宇宙の終末モデルを科学者がいくら構築しようとしても人間に「意識」が存在し、それが精神世界の集合意識を通じてコード化されてiいく以上、予測することはできないのです。
複数の宇宙は集合意識を通じて知的生命体のようなふるまいをするからである。これが宇宙が生命体であるといわれているゆえんでもある。但しあなた方人間が持つ耳や目や嗅覚器官など外部感覚器官がない人間に似ている。あなた方の体内に多くの臓器と抗体組織があり、それが機能して体を健康に保っているように、宇宙も外部感覚器官として直接に別な宇宙の状況を感知する構造は有していないが、複数の宇宙との組織力は有している。そして鋭い内部感覚器官ともいうべき構造を有しているのである。そして人間の小さい脳の神経回路に支配されてはいるが自らも思考し、自分を守るために進化の方向を決定する。なぜなら時には人間に知識を与えようとモデルや観念などを集合意識を通じて提供する。時には人間の体内にある組織が、体に害悪をもたらす病原菌が侵入した場合にそれを一掃させるような機能が働くと同じように、この宇宙という生命体の進化を阻害する意識的要因が生じた場合には集合意識を通じて、それを抹殺させるような行動することもあり得るということなのである。例えば核戦争でその生命体を抹殺するように。
〇 その法則の二つ目は
複数の宇宙は目や耳といった外的情報収集の感覚器官はないが、自分を認識し、生を楽しんだり、衰退したり消滅(死)する場合の苦しみといった物理的(哲学的や宗教的な要素はなく、あくまでも物理的な現象を通じての)・生物学的なエントロピーやネゲントロピーのネットワークが存在するのです。そしてその宇宙のいくつかは人間の頭脳のような高次な意識のレベルを備えるようになるのです。それぞれの宇宙の物理法則が隣接する宇宙と必ず共通するということもないのです。過去から未来に至るまで同じ物理法則に縛られることもないのです。宇宙自らが進むべき道を選択できることになるのです。そのためこれらの宇宙のこの構造が極めて不安定な宇宙を作り出すこともあるのです。端的に言えば人間の脳が宇宙を作り出し、宇宙が人間を作り出しているのです。そしてそれに介在しているのが集合意識(魂)なのです。精神世界というものが存在しなければ人間も宇宙も機能しないということがお分かりでしょうか。精神世界と物質世界、そしてそれをつなぐ集合意識がなければ、宇宙は部品だけで電気も配線もないガラクタコンピュータのようなものなのです。また、部品がなければコンピュータも動かないことを。精神世界も進化しないことを。
ここで一つあなた方に知ってほしいことは今説明した二つの法則の進化のプロセスを閉ざそうとする行為をあなたが行ったときに複数の宇宙の意識は集合意識に対して、あなたが死後帰るべき集合意識の世界に向かう道中で処罰を求めることがあるということです。いや、本当は処罰ではなくあなた自らが自らの意思で自分の帰るべき集合意識と波動がずれ、或いはずれさせられてしまったために集合意識と波動の整合を取ろうとするときに生じる感覚なのです。この感覚は恐るべき知的苦悩として現れるのである。血の池地獄や針の山といった感覚程度の生易しいものではないのです。
同胞に対してエゴイストで攻撃したりバイオテクノロジーや核兵器で自滅してしまった惑星や民族は例えば核兵器の熱で骨まで焼かれていく苦しみなど、ささやかで何でもないような恐るべき知的苦悩として現れるのである。加害者も被害者も連帯責任として。それは集合意識に同化するまで続くのである。このように大きな行為でなく、個人が個人あるいは複数の人々に対して行う殺人はもとよりもろもろの行為もこの構造的ネットワークから逸脱した部分については自らその制裁を受けることになるのである。
これであなた方は精神世界と物質世界の同時進化が創造主の目的であることを前にもお話してようにぼんやりと分かったかと思います。ぼんやりといったのは、三次元の生命体にこれ以上説明しても感覚的に理解できないからです。理解することが不可能だからです。それでも近づきたいと思う方がいれば前に教えた「叡智」という道具を使うことです。
7 集合的魂と集合的魂の意識(集合意識)とは。(末尾の図1、2参照)
宇宙は生成途上及び進化のレールに乗ったおびただしい数の惑星の頭脳によって構成されていると言っても良いでしょう。この頭脳というのはあらゆる魂の集合したその惑星の意識と言ってもいいでしょう。しかしいろいろな惑星の集合的魂が空間を介して互いに直接交信することはないと言っても過言ではない。
そのため、他の星の住人が地球の過去の歴史や個人の人生においての出来事、感情、守らなければならなかった秘密、何処に何があるのか、科学、医学、文学などの詳細を知るにはどうしたらよいだろう。
〇地球に来てタイムマシンで過去に赴きそこで詳細に調べる。しかしそれに関わった人の心の動きまでを把握するのはなかなか困難です。
〇地球のアカシックレコードに直接コンタクトする。しかしアカシックレコードはあなた方は知らないが書き換えが可能なのです。
〇そこで直接地球を訪れて集合的魂の意識(集合意識)にアクセスする方法が用いられます。一つの魂にアクセス出来れば集合意識は地球のすべての魂にインターネットのように接続されているので、すべてのことがわかるということです。(ここには死んだときに持っていた物質世界の自我が溶け込んだ魂の基盤、いわゆる生前の全ての記憶が蓄積されている海水へのアクセスも含まれる)しかしここで問題が起きるのです。
その問題を他の星の住人の言葉を借りていえば「地球というところは本当にアクセスが難しい星だ。意識が一つにまとまっていない。ごちゃごちゃだ。民族や派閥や地域によっては答えもピンからキリまである。まあ、これだけいろいろな星からの移住者でごった返している星も珍しいが。これを一つにまとめるのは至難の業だ。それでも集合的魂はこの星の集合意識にうまく溶け込んでいる。見事なもんだ。」と。
これで一つおわかりだろう。「死」を経験して第二段階を進んで行ってもあなた方が住んでいるこの星での道はいくつのもわかれていることを。
ここでいろいろな惑星の集合的魂が空間を介して互いに直接交信することはない。これはどういう意味か説明しよう。あなた自身は1個の人間です。これを一つの惑星にたとえよう。あなたと他人は秘密から考え方からなんでもかんでも共有できますか。生まれや育ちも違うでしょう。星だってそうです。だから何でもかんでも共有したらそれこそストレスでいっぱいになってしまいます。しかし、あなたと他人は社会のルールの中でコミニュケーションをするでしょう。あなたを導いたり教えたりする指導者や教師もいるでしょう。ということは星々の集合的魂の意識(集合意識)の直接交信がなくてもそれらを結ぶ何らかのチャンネルの存在が必要となってきます。
その答えを3つ提供しましょう。この3つが理解できるだけで今はとても素晴らしいことなのです。それ以外はあなたが見つけてください。
★一つ目は、魂が星から星へと移動することにより絆が保たれるということです。
★二つ目は、国家ともいうべき「セントラルサン(生命中心太陽)」が存在することにより情報交換が行われることです。
★三つ目は、霊的テレパシーによって情報交換が行われることです。この方式は物質世界に生きている人間も出来るように創造主は作りました。何万光年も離れている宇宙船同士の通信やはるかかなたの星域の状況をレーダーのように探索する場合には人工的な装置を用いてこれを利用します。このテレパシー波はほぼ無限大の速度で伝搬します。「ほぼ」と言ったのはとてつもなく速いがやはり有限だからです。この速度は光よりどの位早いのかは前にお話ししました。
アルクトゥルスの風(人類の誕生と地球の未来)第一部 : アボリジニの歴史と文化1000万年の軌跡
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