第三部 生命発生のメカニズム(精神世界と遺伝子コントロール)

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 精神世界の時間と空間

            結論を先に言いましょう。
精神世界に時間や空間の概念はないのです。時間や空間の外側にあるからです。別な見方をすれば精神世界では時間は発生してもその瞬間瞬間に全て破壊されて留まることが出来ないのです。あなた方の認識でいう時間の感覚を持ち込むとすれば精神世界の時間は創造の流れであると解釈してほしい。また、空間は観察しても観察場所の1点に集約されてしまうから景色を見ることも音を聞くことも出来ないのです。時間や空間を認識することはできないのです。だから宇宙旅行でどのように遠い星や別な次元の世界に行ってもあなた方が生きている以上精神世界とは「銀の糸すなわち精神ネットワーク」でつながっているのです。そのようなわけで如何に遠い場所(世界)で死亡しても魂は所属している星に存在することになるので、死亡した人間の魂がほかの星の魂として生きていくことを決断しない限り瞬時に元の星に戻ることが出来るのです。(多くの魂が別な星で生きることを決断した例としては、今の火星の外側の惑星が爆破されて小惑星となる前にここに住んでいた住民が故郷の星にだれも戻らなかったことです。~なぜ爆破されたか。ここの住民はだれだったのかについては、日本人のルーツ外伝にくわしく書いてあります。)

このことについては、別な説明の仕方もあります。遠い場所(世界)で死んだあと魂が故郷の星との精神ニューロンを自らの意志で切断して元々の出生の星の集合意識に戻らず、その時死んだ場所の星の集合的魂の中に同化したり、住むべき目標の星が見つかるまで宇宙空間に漂うこともあるのです。また、他の星の枠組みに入るために地球から移動する場合もあるのですが移動先の集合意識が拒絶する場合もあるのです。それは全て魂の波動がお互いの枠組みと意識間に適合するかどうかで決定されると言ってもいいでしょう。波動の整合が必要なのです。例外として今まで住んでいた場所に戻ろうとしても戻れなくなる場合もあるのですが(※)。
 でも精神世界で魂となったあなたからまわりを見渡した場合にその世界を見ればどのように見えるでしょうか。どのようにでも見えるのです。それはあなたが作り出す世界であり、他の魂が作り出す世界でもあるのです。それは全て波動から作られています。あまり深く考えないほうがいいです。今あなたが住んでいる家も自動車もそれは固い物質で出来ていると確信しているでしょうがその源はやはり波動なのです。

 

重要なので何回も繰り返えしますが精神世界は波動の世界なのです。波動の整合が出来なければ移動先の星や宇宙空間で根無し草のような状態になってしまいます。

(図1を参考にしてください)1図 (1)

 

※一例をお話しましょう。これはこの世界に戻れない根無し草の状態のひとつと考えていただいてもいいのです。今から少し昔の出来事です。ピラミッドの地下空間(基地)に長い間住み、あなた方の心と社会を操作していたギゼー知性体は、私たちの「生命と知性と自由を守る活動」に耐えられず、並行する別な宇宙に脱出し、そこの命溢れる人間の住んでいる星を侵略しようとしました。私たちはその星の住民と協力して完全に彼らを粉砕しています。彼らの魂は地球に戻って新たに生まれ変わり、再び地球を混乱に陥れるでしょうか。特別な事情がない限り彼らの魂は地球を脱出した事情から並行宇宙の波動に捉えられて再び地球に戻ることはないでしょう。二度と彼らはこの地球において問題を起こすことはできないでしょう。

 

 

2 動稙物の魂に人間と同じような意識はある
  のでしょうか。

  (ここでの動稙物とはウイルスから昆虫、動物、植物、
   魚類も含めています)

   人間は意識によって「自分自身がこの世に存在していることを自覚し、また、明日はどんな仕事をしようか、自分はいつ死ぬのだろうか」など未来に対しても問いかけることができます。そんなこと当たり前、ここでことさら取り上げる価値もないとお思いでしょうか。しかし動植物になると話は別なのです。恐らく自分が存在していることの自覚さえもないでしょう。

人間の様な自我さえないでしょう。また、死さえ分からないでしょう。あなた方は動稙物に対し人間的なイメージを投影しすぎる傾向があるのですが動稙物はいわゆる第2密度の生命体なのです。そして今ここにいるあなた方人間は第3密度の生命体なのです。あなた方はやがて第4密度、第5密度、運が良ければそれ以上に進化していきますが動稙物はいつまでたっても第2密度に留まりそれ以上進化しない生命体なのです(注1)。

 

   動稙物は本能的な方向転換、言い換えれば従属、依存、感情、愛着などと結びついて生きています。ウイルスや魚類などの生命体であっても多い少ないはあるがこれらの要素或いはその一部を保有しています。しかし、自ら考え、自己存在感を感じ、未来を予測して行動するなど自我意識としての魂の「表皮」を持つ人間とは大きく違うのです。

   動稙物の心的現象は「表皮」という明確な境界がない魂(物質世界の自我意識を持たない魂)と思って下さい。だから死んでも「表皮」が徐々に溶けていく経過がなくすぐに魂の基盤に同化していくため、生まれ変わりも人間の場合よりかなり早いのです。猿でさえ魂の構造はバクテリアや魚介類と同じであり、人間の魂の構造とは大きく異なっているのです。

 

   犬の魂が精神世界の動物圏において上位に大きく輝いているとすれば、バクテリアの魂は下層のほんの小さな点位にイメージしてほしい(図2を参考にしてください)。
2図 (1)

  記憶はバクテリアでさえ出現しています。その記憶力によって初歩的なプログラムが立ち上がりその経験により条件反射が獲得されていくのです。ウニが道を覚える能力があることは知られていますがこれはこの種のプログラムを獲得した結果なのです。

動植物の誕生は心的現象の基盤の一部の領域が圧縮を起して固有の塊を生じて丁度人間の自我の消滅した魂の様な部分が出現して動稙物の肉体に結びついた結果なのです。心的現象の個別化は原始的動物が記憶力を備えた段階で顕在化し、動稙物が知性を備えることにより加速されます。死は逆にこの圧縮が消えることなのです。

     初歩的な知性はバクテリアでさえ生まれています。ここで1個のバクテリアは1個の魂を保有するのでしょうか。そんなことはありません。例をとって説明すれば原生動物のように分子構成が同じものの場合は、1個の魂が固体の数に関係なく多数を管理しています。犬など群れている動物の場合はやはり1個の魂がその群れを管理しています。群れ全体を1個の生命体としてとらえていいでしょう。ミツバチの社会は群れが仕事をうまく分業しています。分蜂時にあっという間に任務別に群を二分する行動は魂というものを介してこそ可能なのです。

ところで1個の個体として家で飼われている犬、猫の場合はどうなのでしょうか。犬や猫に自己認識がわずかでもあればそれは1個の魂が犬や猫と結ばれているということになるのです。特出すべきはイルカやクジラの場合です。人間以上の高度な魂との結合が認められる時があるのです。この理由を知るにはレムリア文明にまで遡らなければならないでしょう。

  

 ひとつ重要なことがあります。生命の卵から人間になるのはどの位の確率で起こるのだろうかということです。それは丁度、樹木が種から芽を出して成長し、枝分かれして大木になり、やがて花が咲き、実をつけるように、あらゆる生命の卵は生命体として成長し、分岐し、さらに分岐を重ねていきますが、やがてその分岐は頂点に達し、「釣り鐘曲線の理論により」その後収束していきます。その枝分かれの確率、言い換えれば生命はどの位分岐しながら発達していくのでしょうか。10の520乗はくだらないでしょう。その中で人間として成長していく可能性を調べると9×10の6乗程度になってしまいますが、これは可能性の確立であって、岩だらけの生命の活動にあまり向いていない惑星などでは、現実にはこれだけ大きな確率で変化出来ない場合も多いのです。しかし、条件さえそろえばいつでも変化出来るということです。

このことから生命が発生した惑星では非常に大きい確率で人間型の生命体が発生することになることがお気づきでしょう。地球が唯一宇宙で人間を宿した星だなんて考えないほうが賢明です。天の川銀河系の中の惑星にも植物人間という存在もいます。移動することができない代わりにコミュニケーション能力、いわゆるテレパシー能力が発達して補っています。これによりちょうど私たちが隣人と会話するようにその星全体の植物人間と苦も無くコミュニケーションを取りながら進化しているのです。子孫はどうしてつくるのかって。やがてあなた方が超銀河文明の一員として再び宇宙に羽ばたいていった時には逢うことになるはずである。その時にその不思議な生命体の誕生の由来について尋ねてください。

 

  注1  ここで勘違いを避けるため例外的説明を少ししておきます。

     人間となる魂、動物となる魂、鉱物に存在する魂は元々その芽が宇宙に芽生えた時から構造が違うのです。それは役割があるからです。鉱物に存在する魂はいつまで経っても鉱物に留まることが多いのです。人間の魂は生まれたばかりの本当に小さいときは動稙物などに宿りそのなかで魂としての意識を成長させて進化していくことも多いのです。それは家の中に飼われた犬や猫に多く見られます。しかし魂として生まれても一切、動物や人間などの衣服を着ない、言い換えればこの世に現れない魂もあるのです。

 

3 人間と動植物の違いはどこにあるのでしょうか。

 人間と動植物の違いは、自己認識等意識の問題を除いて本質的な差異はない
  のです。

    前述したあなた方の体内にあるクリプトン原子には別の役割もあるのです。それは全ての生命体のDNA連鎖に関わっていることです。DNA連鎖はクリプトン原子43対86個の集合体とそれを取り巻く電子群にあります。(下図3参照)
そのなかには通信機能の役割を果たす送信電子と受信電子があり、お互いに位相的に連動しているのです。このことから創造主の創造した精神世界はあらゆる生命体が一つになった大きな世界(心的現象圏)であり、お互いが繋がっていながら住み分けもなされていることなのです。言い換えればお互いに独自の法則があり、それは明確な目的があるためそうなっているということなのです。このひとつの目的は心的現象圏が進化するためには生物圏が必要であるということなのです。このことについては先に精神世界と物質世界がどう影響しあっているかの説明でも述べたことでもあります。人間を含め全て物質世界の生命体は精神世界の心的現象圏を脳と考えるとその目であり耳であり手足なのです。

   このようにして宇宙はあなた方が家を建てるのに釘や金槌を使うように創造という原理そして単数複数原理などに基づいて家を建てていくのです。この宇宙がどのような家になるのかは創造主さえ知らない。どのような家になるかは正に今あなた方が生きていることが必要なのです。

3図 (1)


次回からはあなたの体内の遺伝子(DNA)が自然環境の中でどのように変化していくのか。なぜ突然変異は起こるのか。あなたの遺伝子は体内で常に変化していることなどについてお話しましょう。

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アルクトゥルスの風(人類の誕生と地球の未来)第一部 : アボリジニの歴史と文化1000万年の軌跡