(6)  宇宙を満たす生命体を精神世界が如何に創造したかDSC01275

ア 生命発生の基盤

    クリプトン原子の2重連鎖の奇妙な振る舞いは精神世界からの命令を使命として引き受けている結果であるということを覚えておいてほしい。この使命は2つあり

   ①宇宙創造以来、生物の体内に宇宙を構成しうるあらゆる有機的存在のコード化された情報を蓄積すること。

   ②周囲の生態学的環境の情報をキャッチして、その情報を前記①のもとに比較すること。そして、その生命体が生きていく環境の中で必要と認めれば、あらかじめコード化された形態に突然変異を起こさせて新しい生命体を発生させる仕事をさせること。   

なのです。

この場合の新しい生命体とは突然変異により出現した生命体をいい、肌の色一つ異なってもそれは突然変異という形をとる以上新しい生命体なのです。この道筋は進化の一つの経路でしかないことを理解してほしいのです。

   

    わかりやすくあなた方の世界の昆虫で説明してみましょう。昆虫が自分の体を木の葉に似せて変化させ、敵からの捕食を免れるためにはどうすればいいでしょうか。木の葉のような体に遺伝子を書き換えるための情報という資金源は宇宙にあまねく存在し、クリプトン原子を通じて、昆虫はそのお金を使い、細胞に緻密な計画を立てさせることでしょう。そしてその計画に基づいて何百万何千万という膨大な設計図が出来上がります。設計図は一つの完成したものもあれば断片的いや完成された設計図の細部の拡張されたほんの一部分的なもの、差し替えユニットもあり、膨大な量なのでその結果、紙で何トン何十トンにもなる設計図が出来上がってしまったのだがこんなに膨大な量では保管する場所がない。そこで昆虫の体の中にコード化して記憶させ、いつでも取り出せるようにしよう。そのように創造主は考えた。

昆虫の体が葉と同じ緑色なら捕食は免れるはずである。秋の初めに設計図に基づいてやっと夏の木の葉にそっくりな緑色した羽の昆虫が作り出された。昆虫は次から次へと森に放たれる。しかしいつの間にかそれらの昆虫は姿を消してしまう。なぜだろう。考えた。そのうちわかってきたことは設計図に基づいて出来上がった昆虫の体は木の葉にそっくりでも夏の木の葉の緑色をしていたのである。時間がかかったので昆虫が出来上がった時には季節は秋になっていたのである。秋に木の葉は緑から茶色に変ってしまったため、鳥に簡単に発見され捕食されてしまっていたのだった。秋も中ごろになりこれから新たに設計図を起こしては間に合わず、絶滅は必至である。こうなると昆虫の設計図は突然変異を起こして切り抜けるほかない。そこで今まで蓄積されてきたコード化(この意味は重要である)された情報の中から、秋になれば体の色も枯れた木の葉にそっくりな色になる昆虫の設計図を探し出し、突然変異を起こしてこの難局を切り抜けることにした。そうしなければ絶滅は確実に訪れるからである。この想定は今までの話と矛盾もあるが、あくまでも初心者にわかりやすいように説明したものであることを承知してほしい。

 

         この説明でお分かりと思うが、生命の宿る星に実際に生きている生命体はものすごい数の設計図の中から選ばれたほんのひとにぎりの設計図によって誕生したことを。また、基礎となる生命体のデーターが宇宙共通の法則つまりクリプトン原子から一連の経過をたどることを考慮すれば生化学的基礎の異なる生命体、たとえば今科学者が想定しているシリコンを基礎とする生命体などはたとえ誕生しても私たちやあなた方が認識しているような遺伝子形態をとることは出来ないため発達することはないこともわかるでしょう。

 

    もう一つ付け加えます。それは波動の問題である。あなた方が将来宇宙に進出してもあなた方の体にコード化された地球という惑星の固有周波数からはなかなか逃れられないということです。大きくとらえれば惑星の固有周波数は、太陽をお母さんと例えれば、そこから生まれた子供は全て個性があるように、惑星であれ例外ではないのです。今あなた方が地球という惑星で生存していけるのは精神世界がお母さん太陽と父さんである銀河系太陽の願いを取り入れて共同作業した結果であるといっても誤りではないのです。

    宇宙旅行して到達した惑星が元々住んでいた惑星の固有周波数と著しく違う場合にはどうなるでしょうか。周波数を整合させる技術がないと簡単ではないのです。技術があってもそれでも簡単ではないのです。生存期間、妊娠期間、病気に対する耐性など種々問題が生じることにもなります。また、他の惑星の固有周波数に適合してしまった場合、地球に帰還した時にはやはり逆の問題が起きることになるのです。シュメール文明の先駆けとなったアヌンナキ(地球に降り立ったニビル星人を彼らは区別してそう呼んだ)が時が経つうちに遭遇した避けては通れない問題が「ニビル星より早く訪れた老化現象」であった。

    また、ある英国女性が太陽系外の惑星で妊娠して子供をもうけた時の状況は「出産まで数週間、子供は数か月で若者に成長した。しかしこの惑星の波動が彼女の体に悪影響を及ぼしてきたためにこれ以上留まることは地球にも帰還できなくなることが懸念され、早期に地球に帰還したが、すでに地球の周波数に体が合わなくなってしまっており、心機能に不具合が生涯を通じて生じた」ことが国連で報告されているが、もし国連がこの事実を世界に強力に発信し続けていれば「宇宙人がいる。いない。」のばかげた愚問はとうになくなっているはずなのである。このように体にコード化された固有周波数の問題は将来宇宙旅行する際には避けては通れない問題となるのです。そこで周波数の調整という手法がとられるが私達だってあなた方を私達の星や宇宙船に招待したとしても完全に調整は出来ないのです。

 

イ 宇宙の全生命形態は炭素化学で成りたっている。DSC01283

         先にクリプトン原子の2重連鎖は宇宙を構成しうるあらゆる有機的存在のコード化された情報を蓄積していると説明しました。生化学的基礎の異なる生命体は発達しないとも説明しました。そのためには宇宙の全生命形態には全て統一された生物化学が存在していなければならないのです。 

    はっきり言っておくことがあります。全ての生命体はその体が炭素化学で成りたっていなければ発達しないということです。3次元の生命体しかり、4次元、5次元いやそれ以上の場所に存在する生命体でさえ遺伝子で構成されていれば炭素化学で成りたっているのです。ライトボデイしかり、半霊半物質しかりです。ゆえに波動(必ず合わなければならないということではなく例外がある)と遺伝子コード(必ず合わなければならない。ただすべての遺伝子コードが合わなければならないということでもない。)さえ合えば、いかなる宇宙のいかなる場所のいかなる生命体とも結婚し、安全に子供をもうけることは可能であることがわかると思います。シリコンやゲルマニウムで構成された生命体だって可能なのではないかと思う前に良く考えてほしいのです。あなた方の両親が鉄やウランで出来た子供を産んだらあなた方の世界はどうなるか。秩序などありはしない。発展などありはしない。精神世界が物質世界を作ったのなら精神世界という両親に似せて物質世界を作るのは当たり前、そうでなければ世界はごちゃごちゃになってその存在すら価値あるものではなくなってしまうのです。

    それではあなた方は別な創造主の世界(宇宙)ではシリコンの世界もあるのではと思うかもしれません。宇宙は創造主の意思によりできるのだからと。それはだれにもわかりません。ただこの宇宙を創造した創造主は炭素を基準にしたということだけなのです。

   

    これからこの宇宙が炭素化学で成りたっているあらましについてもう少し教えましょう。さらに詳しく知りたければそれはあなたやあなたの子供達が究明していく方が良い。なんでも教えを乞うなである。努力なくして成長はないのだから。

 

    この問題は非常に複雑であるが創造主はあえて複雑な方法で具現化したのであるから心してほしい。複雑といっても「一なる法則」下にはあるのだが。先に教えた叡智をもってもう一度よく見つめなおしてほしい。複雑であるがゆえに基本はたった一つなのです。とてもシンプルなのです。そのシンプルさの原理はすでに示している通りです。これからの説明はほんの初歩的基礎講座です。しかしあなた方の世界の教科書にはまだ書かれていない重要な内容であることには変わりありません。

   

  86個のクリプトンのペア原子には、個々の染色体のために自然界が実現しうる有機的存在のあらゆる存続ができる可能性がすでにコード化されているのです。

   わかりやすく1本の木で説明しましょう。あなたもわかるように1本の木は幹があり上に行くと枝に分かれし、それらの枝はさらに無数に枝分かれしてその先には葉があり花が咲き、実がなる。木は種から芽が出て小さな幹となる部分に成長していくが、この幹となる部分の遺伝子にぶら下がっているクリプトン原子内の軌道層にある電子の1個が変化するたびにこの変化がコード化される。このため幹の部分ではすでに将来なるであろう樹形がコード化されているということになる。要するに未来が決まっているということです。しかし枝がどこで分岐するかは突然変異で行われると仮定しましょう。するとどのような樹形になるかは可能性の問題で幾千万通りにもなるのであるが、枝が実際一つの場所から分岐するにはせいぜい1本或いは数本程度が現実である。これが1本の大木となれば枝分かれの部分はとてもたくさんあり、この突然変異が無数に生じていることがわかるであろう。葉や花や実は自然界における動物や植物や魚類や人間と仮定して考えても良い。一つの生命の種がその惑星の環境に応じてコード化された設計図(突然変異)からあらゆる形態の生命体が創造されるのである。言い換えればどの惑星でも魚類(注1)からでも植物からでも昆虫からでも人間になることが出来るのである。とういうことはどのような惑星でも幹であるところの原生動物の形(種)はほぼ同じなのだということが賢明なあなた方ならわかると思います。アメーバやウイルスはこの宇宙のどこの世界でも見ることが出来るということです。しかし進化が進むにつて惑星の諸条件も異なっていくのです。突然変異がどの部分で(枝)発現するかである。良く考えてみると私たちやあなた方の星で知られる多細胞生物は他の惑星では発生しなかったかもしれないし、地球にいない生物が他の惑星では発生しているかもしれないのです。また、同じような植物が育っているかもしれないのです。たとえばリンゴやバナナなどです。しかしそれらの基をたどれば種から芽が出たばかりの小さな木の幹にたどりつくのである。多くの太陽系の惑星でリンゴの様な植物があります。135万年前に地球に到着したアボリジニの祖先はアフリカにおいてバナナに似た下等な植物を発見したことが記録されています。実をいうところ、バナナは彼らが地球に持ち込み品種改良したものであるのですが、小麦も故郷の星から持ち込んだものである。しかし地球でも犬の原型は発生し、小麦の原型も発生していること理解しなければならない。地球にも同じような植物が生育していたということは、このコード化ということが宇宙で非常に重要なことであることがわかると思います。

 

 ウ 幹と枝から葉や花や実になる可能性(組み合わせ)はどのくらいあるのだろうか前にも説明したようにこの組み合わせは10の520乗はくだらないでしょう。

しかしここからが問題なのである。自然には釣鐘曲線の法則ともいうべき現象があるのです。全ての物はある1点から始まり急速に増殖(発展)してやがてその急上昇はなだらかになり頂点に達したのちは逆の経路をとりながら収束していくというものなのです。風邪も人々の間で増えてはやがて消えていく。生命の発展も同じで爆発的発生ののちに収束する。植物も枝を分岐させては増えていくもやがてその伸びはゆるやかになり収束する(実をつける)。そしてその第一次収束点に人間と呼ばれる生命の創造(誕生)がある。前にも述べたようにこうして人間(自分を1個の個体として認識できる能力を持った生命体)になる確率は9×10の6乗 程度である。その後この人間はあらたに釣鐘曲線の法則に乗せられ、突然変異が持続的に行われて身体構造(ライトボデイ化も身体構造の変化の一部である)と脳神経の発展により知的機能の拡大(情報伝達能力の向上など一つの出来事を背景事情や未来に予想される結果も含めて脳内で球状のパケットとしてまとめ一瞬に伝達する会話能力の拡大等この方法は1章に記載してある)が行われるのである。今、あなた方人間の状態は第一次収束点をすぎてさらなる発展のレールに乗ろうとしており、この状態(既に遺伝子構造においても2重螺旋から脱却しつつある)は誰にも止めることはできないのです。それはすでに宇宙の枠組みのレールに乗ってしまっているからなのです。特に、クリプトン原子の2重連鎖中にはコード化されたデーターをタイムスイッチで起動させるプロセスも入っている。それは外部からの放射線や電磁波の作用がなくても時間の経過によりさまざまな種が発生するように、タイムスイッチが入るたびに内部から突然変異を起こさせて生存能力や機能など様々な能力がコントロールされるのです。

   かつての日本人が残虐性の遺伝子を植え付けられたにもかかわらず、時と共にその残虐性の遺伝子は失われ、勇気と聡明さ、痛みのわかる心を取り戻していったのは宇宙にあまねく存在するこのプロセスが働いたといっても過言ではないのです。

   これは生命発生と進化において非常に重要なことなのである。

 

注1 かつて太平洋にはレムリアという国が存在し、そこには高度に発展した文明が栄えていた。レムリアとは衰退した太陽に居住していた住民という意味である。元々の居住惑星はシリウス系の2連星の小さいほうの太陽を回っている惑星に居住していたというが惑星の寒冷化により別な惑星を経由して地球に到達した住民であったという。かつて栄えていたアトランティス文明の基になったレムリアとは少し次元的様相が私には異なるように見えるがその真相はなぜか宇宙の交信可能と思われる方々も語らない。彼らは魚類から進化したといわれている。そのため指の間にはわずかにひれの跡があったという。イルカは彼らの魂の避難場所として共に生きた生命体とも言われている。彼らは地球に初めて到着したとき中国大陸を居住地として選んだが彼らよりかなり前に居住していた民族と戦闘状態に陥り、やむなく132万年前に隕石の衝突から太平洋上に浮上した大陸(別名ムー)に居住したという。しかし今から約1万1000年前に再び大陸は海に沈むことになり、各地(地球の各地域及び近隣宇宙)に避難せざるを得なくなったのであるという。彼らの移住した惑星の一つではその後、多くの問題が生じ、核戦争を起こすなど初めから文明を始めなくてはならなくなっていると伝えられた。

 

 

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次回はこの章の最後の回となります。私たちの遺伝子はどのように人類を変えていくのでしょうか。 

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アルクトゥルスの風(人類の誕生と地球の未来)第一部 : アボリジニの歴史と文化1000万年の軌跡