2018・1・17
宇宙の果てへの旅行
昔、地球は平らでその果ては断崖絶壁になっていると信じられていた時もありました。しかしそうではなく私たちの住んでいる地球上を西に向かってまっすぐに進んで行くとやがてぐるりと地球を一周して東側から出発地点に戻って来ることは子供でも知っています。それでは私たちの太陽系を脱出して天の川を飛び越え、そのまま進んで行くとどこに行きつくのでしょうか。
以前、宇宙の果てと思しき所に案内されたことがある。でもこれは夢と思っていた。なぜならその時、布団のぬくもりを感じていたからである。また、はっきりと宇宙の果てについて覚えてもいない。こんなこと信じろといっても無理なことなのである。それは、土星の領域から宇宙の果てに案内されたこと。しかし、今度案内されたのは別な方法でまさしく宇宙の果てに案内された。今度こそ信じるだろうといって。そして、案内した目的はあなたを満足させるためではないとも伝えられた。
天の川を飛び越えて光の速度の何億倍か何兆倍かわからないけれど矢のような速さで宇宙を突き進んでいく。正確には進んで行くというよりは水面を飛び跳ねる小石のようにジャンプしながら宇宙を進んで行くと言ったらいいのだろうか。宇宙船内に浮かぶ立体空間パネルには私たちが見ることが出来る三次元の世界の宇宙図のようなものが浮かんでいる。そこに現在の宇宙船の位置が赤い点で表示されている。その点は宇宙図の中を連続的に移動しているのではなく、ジャンプしながら点々と移動しているのである。別な宇宙図には並行する宇宙と現在の宇宙の位置が対応するような形で表示されている。多分、別な世界とこちらの世界を行ったり来たりしながら進んでいるのだろう。丁度、潜水艦が海中と水上を交互に航行するように。
やがて遠くに天の川のような銀河が密集しているのが見えてきた。そこに向かって進んで行く。その銀河は何千、何万と思えるような集団であることが分かってきた。銀河がパネルにクローズアップされると腕が二つに伸びて回転している銀河、アンドロメダ星雲のような銀河等などみんな少しずつ形が異なっている。銀河全てが個性を持っているかのように見える。でも一つ一つの銀河の距離は光の速度で何十万年から何百万年もかかる距離なのだろう。そして圧巻は衝突する銀河。衝突する銀河はすざまじい勢いでお互いの星々を砕きながら交じり合い、新しい星を生んでいる。そこをすり抜けるように通り過ぎるとまた新たな銀河の集団が現れた。スクリーンに表示されている銀河をよく観察していると銀河の集団は各々が独立して存在しているのではなく丁度サッカーボールのつなぎ目に沿って集中しているように見える。つなぎ目でない大きな空間の部分には銀河はほとんどない。なぜだろう。そう考えていた時「この宇宙の反対側には双子の宇宙特有の反物質の世界があって、空間がこちらの世界と対応するような形で複雑に湾曲・変化しながら、宇宙が始まったばかりの様相をしています。こちらの世界の銀河がほとんどない空間の反対側は反物質の重力効果が強く生じて反物質が集中しています。また、こちらの世界の銀河が集中している場所も物質の重力効果が強く働いています。そのためお互いの世界の間には反重力効果が生じてこのような宇宙の構造が出来上がるのです。
別の言い方をすれば、水の上に沈まない程度の野球のボール(物質)を浮かべるとボールの下側の水(反物質)は押しのけられますね。それと同じと考えてもいいでしょう。ということは地球の反対側の反物質の空間でも地球に対応して空間が変化しているから重力を利用すれば反対側の世界を観測出来るのではないかとあなたは今考えていますね。その通りです。
あなた方の世界には光学望遠鏡と電波望遠鏡があり、宇宙を調べて大きな成果が得られていますね。その望遠鏡を使って反物質の世界を観測するのにはどうしたらいいのだろうかとも思っていますね。答えはどのような観測をしても不能(可能でも不可能でもなく不能なのです。不能と言った意味を考えてください。半物質の世界で宇宙船が故障したからといって電波での通信で救助を求めても、この世界の誰もが救助に行くことが出来ないのです。誰もそのことを知ることはできないのです。別な通信手段を考えなければならないのです。別な通信手段とは何でしょうか。一つは重力波です。もう一つはすでに説明してあります。その通信速度はおおよそ光速度C×10の7000乗になります。)です。重力波望遠鏡でなければ観測することはできません。いずれあなた方は重力波望遠鏡を発明してこの世界を見ることが出来るようになるでしょう。」
多くの銀河の集団が後ろに後ろにと矢のように遠ざかっていく。矢のようにといっても連続ではない、映画の一コマ一コマのように途切れながら遠ざかっているのである。前方からはさらに多くの銀河の集団が迫ってくる。通り過ぎると矢のように遠ざかっていく。やがて銀河もまばらになり、それに混じって遠くにいくつか銀河系の中心太陽のような輝きの星とも太陽とも言い難い強烈な光を放っている天体が前より多く銀河に混じって輝いているのに気づいた。銀河が生まれているのだろうかと思った。説明はない(その時は説明がなかったが、令和元年7月16日に説明がなされたその内容は末尾※に記載した)。それも通り過ぎるとしばらくの間、殺風景な空間が通り過ぎていった。
やがて前方には漆黒の空間いや漆黒の空間というのは正しい表現ではない。見えないエネルギーが渦巻いているような、なんとも近寄りがたい、厚さも分からない、そこに入っていけそうで入っていけないようなつかみどころのないもどかしい領域が広がっていた。
後ろを振り返るととても遠くに多くの銀河が光り輝いていた。ここは宇宙の果てにとても近い場所だという。でも私達が生きている三次元の宇宙の果てなのか多次元宇宙の果てなのか、そこと接触している(包み込んでいる)もっと大きな宇宙との境界なのかは分からない。説明もない。説明を求めることが出来ないことは分かっている。なぜなら彼らは私が理解できることなら理解できる範囲で説明するはずである。ということは説明しても分からない場所にいることは明らかである。ここは何か結界みたいなものがあるような、ないような、踏み込めそうで進めそうもないような果てしなく広がるすざまじい圧力を感じる無の空間。ハットした。このような風景は前にも見たことがあったからである。そう、土星の領域から宇宙の果てに案内された時と同じだ。
宇宙の果て、ここから先はどのような測定器を用いても観測できない領域だという。反物質の世界(双子の宇宙)はここからも続いているが、今案内しているこの場所は誰もこの先には行くことは出来ない世界とつながっていて、ここから先はあらゆる物質が存在できない領域だという。光でさえも、魂でさえ存在できない領域だという。人間に例えれば創造主の体が宇宙ならばその皮膚のような領域だという。人間の表面は皮膚である。その外側はもはや人間ではない。言い換えれば私たちが住んでいる宇宙ではないのです。皮膚を通過してその外側に行けるのは体内や体の外側を貫流している酸素や水分等である。ここから先はそのように宇宙を作っている基盤そのものでありそれは私たちの住んでいる宇宙とその外側を貫流している力(粒子、振動体?)みたいなものであるという。それを総称してkaa(カァ=kA=カ)と呼んでいるという。これについて日本人は遠い過去には良くわかっていたが今は忘れ去られてしまっていると話された。しかし、この発音と言葉は今も残っているといわれた。それはカタカナの「カ」、カは漢字で書くと「ちから」であり、その意味は「根源、みなもと」でもあり、圧力を伴った振動の世界(表現としてはコーラスのような世界)でもあるという。この「カ」は見ることも直接観測することも出来ないが、あらゆる物理法則から確かに「存在している」ものであり、あらゆる宇宙を構成している最も小さい単位であると説明された。又、「気」の根源もkaa(カァ)と呼んでいた。宇宙の根源も気の根源も同じくkaa(カァ)と呼んでいたがその区別は分からない。彼らは私たちの住んでいる太陽系は当然「太陽系」と呼んでいるが、地球と月の関係も「太陽系」と呼んでいる。土星とその衛星群をひっくるめてやはり「太陽系」と呼んでいるので、そこには私たちの知らない物理法則が存在しているのかもしれない。
この先はどうしてもいけない世界なのかと尋ねると、私たちが創造という行為を進めていけばやがてこの先にも光があふれ、行くことができるだろうと言う。宇宙は創造主が創造活動をしているから存在しているのだから。あなたの今住んでいる宇宙は畑にある玉ねぎの果肉の一枚であり、生命にあふれている宇宙、小さい宇宙、時間が止まっている宇宙、生命が全くいない宇宙、エネルギーだけの宇宙、あなたの世界から見て時間が反対に流れている宇宙等々の一つであるとも説明を受けた。そして畑には玉ねぎはたくさん植わっているでしょう。とも言われた。
現在の宇宙年齢を天文学者は針の先ほどの宇宙が突然爆発したビックバンから始まって138億年たっていると推定している。宇宙は138億年前に何もない無の1点が爆発して誕生したという。笑えるような説明である。これが天文学者が考え世界に通用している宇宙論なのである。それが正しければここは地球から138億光年の距離にあるのかと尋ねた。すると次のように答えが返ってきた。
①
宇宙が誕生したのはいまから約48兆年前です。そのずっと後に今のあなたの住んでいる宇宙は輝きだした(この説明は何か深い意味を含んでいるような感じがした)のです。
②
あなた方の科学者は宇宙は現在膨張していると考えています。その理由は遠方の銀河がすべて地球から遠ざかっていると観測しているからです。地球が宇宙の中心にあると思えるような捉え方ですね。昔、地球は宇宙の中心にあり宇宙が地球を中心に廻っているという考え方をしていましたがそれと同じような考え方が今も変わらずにあるのです。だからいずれ膨張が止まったら収縮して宇宙がすべて潰れてしまうか。膨張が止まらずにだんだん宇宙は希薄になりやがて何もない真っ暗な宇宙になってしまうのではと科学者は考えていますがどちらも間違っています。宇宙は確かに膨張と収縮を繰り返していますがそれはわずかです。人間の心臓の鼓動のように脈動しているといった方が正しいでしょう。本当の宇宙は「マイナス極率を持った卵型の球体」とでも説明しておきます。そして宇宙は自らの意思を持った生命体として行動していますので将来どうなるのかは誰にもわかりません。あなた方の科学者が真剣にどうなるのかを計算していますが計算自体無意味なのです。探究心は素晴らしいものなのですが固定観念にとらわれすぎて周りが見えなくなっているのです。もっと柔軟に考えてみることも大切でしょう。本当はその計算に費やす貴重な時間の少しをいまの子供たちに何をしてやれるか、社会に貢献できるものは何か、などを考えて有効活用してほしいと願っています。
あなた方は宇宙が誕生したのをビックバンが発生したのは約138億年前としている一方で約300億光年離れているのではないかという銀河を観測したといって浮足立っています。矛盾していますね。どちらがただしいのでしょうか。どちらも間違っています。それは地球と銀河の距離を「赤方偏移いわゆるドップラー効果と特殊相対性理論の効果をごちゃごちゃに混ぜ合わせて」で測っているからです。赤方偏移では宇宙の距離は測れないのです。赤方偏移が起きる本当の理由を知る手掛かりはプランクの定数が長い時間の中でどのように変化するかをよく知ることが必要なのです。それに加えて光子が自分を保存しようとする現象の結果このような現象が生じていることなのです。
あなたがもし、食料を持たないで出発(遠ざかっているように見える銀河から)し、旅を続けたらあなたの体はどのように機能するでしょうか。あなたの体の中の糖を燃やして(身を削って)目的地(地球)まで旅するでしょう。地球に到着したときはあなたという体は出発したときより痩せている(赤方偏移してしまった)ことでしょう。それと同じ現象なのです。この物理法則は一部の天文学者や物理学者には教えてはいるのですが、現在のビックバン理論を根底から否定(本当は否定していいんです。これは天動説のようなものなんですから。)してしまい、大きな圧力の渦中に置かれないかなどの事情で勇気をもって発表できなかったりしています。中にはその理論の一部をそっと発表した方もいるのですが、見向きもされないでいます。いや、多くの方たちは現在の赤方偏移での測定方法について疑問を持っていますがそちらを向いてしまうと後でどのようなしっぺ返しがあるかわからないので様子を見ているといった方がいいでしょう。私たちが願うことは疑問が提起されている理論を正しいとして将来ある科学者の卵に教え込まないでほしいとのです。この理論には「?」がついています。あなた方が正しい答えを見つけてくださいと教えるべきでしょう。
③
今あなたがいる宇宙の果てのこの場所は天文学者が地球で観測した最も遠い銀河までの距離の約2倍ですが、138憶光年先でもその2倍の距離でもありません。かなりかけ離れています。いつの日か正しい距離をあなた方が導き出すのを楽しみにしています。ここまで来るのに宇宙船の中ではあなたが感じたとおりの時間がたっています。とてつもない距離を旅行したのですから当然です。しかし地球上での時間の進み方は違います。地球上ではあなたが地球を出発して戻ってくるまでの時間はほぼ0(ゼロ)なのです。この物理現象は「日本人のルーツ」の中ですでに説明しているのでお分かりと思います。さあ、帰りましょう。
※ この場所は宇宙の基盤が活性化して波動が渦巻き、空間が共鳴状態になっている場所です。そのため宇宙を貫流しているKaa がここにはとても多く集中している状態と説明したらお分かりになるでしょうか。銀河の誕生の初期的状態なのです。そのように言っても分からないでしょう。わかるはずはないのです。私の説明は3次元事象での説明ではないからです。三次元以外を見ることのできないあなた方に宇宙の真実の現象を全て説明することは無理だからです。ここには多次元が存在しているからです。そのためわかりやすくあなた方が運動する体育館で説明することにします。体育館の壁はとても音を反射する構造になっています。この壁を宇宙の果ての構造と思って下さい。そこに音楽クラブの数十人が入ってきて思い思いの場所で自分の好きな歌を披露したとします。自分勝手に歌った歌声は交じり合い、そして体育館の壁に跳ね返ってさらに交じり合って不協和音つまり雑音となり瞬く間に消え去ってしまいます。しかし指揮者(創造主)の指揮のもとに一つの曲をハーモニーでコーラスすればその音は体育館の壁や屋根に跳ね返り重なり合い体育館のどこかの場所で共鳴状態(うなり)が発生します。そのどこかの場所が今銀河の生まれている場所なのです。
私の見解~※の説明はあくまでも私たちに対する説明と思っています。多分他の星の文化の異なる人たちへの説明は少し違うだろうと理解しています。彼らは説明しても理解できないことについては理解できる言葉と方法を選ぶからです。無理に言葉や理論を押し付ける態度はとらないからです。私たちが大学生と幼稚園児に宇宙の星々の話をするときに話の仕方や内容が異なるように。そこを理解すれば私達に素晴らしい知識を与えてくれていると感謝するほかありません。
◎宇宙の果ての旅行について考えてみた。これは意識の世界での旅行だったのだろうか、それとも現実なのだろうかと。そう考えていた時、声が聞こえた。「そんなつまらないこと考えるより体験させた目的を直視しなさい」と。多分私たちの世界に正しい宇宙の構造を伝え、新しい視点で宇宙に目を向けさせるためるためではなかったのだろうか。そう思えてきた。いつの日か若い科学者が新しい理論の基に宇宙の扉を開けてくれることを願ってあえて掲載しました。
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