5 平和的戦闘後の民族の大移動
(1)戦闘志向の強い種族
グループの発展と移動
「戦闘志向の強い種族グループ」は惑星間、人種間の多くの問題を長い時間をかけて話し合いで平和的に解決すると言うより、種族の方針や意思をできるだけ時間をかけずに通すことが表面に強く出ることが多く、そのため我慢して長い時間をかけて解決の糸口を見つけるというよりは案外短絡的ともいえる行動を起こして、戦争など力で解決するということをしばしば行っていきました。同種族であれ異種族であれ、活動領域およびその周辺の星々の住民と対立する問題が発生するたびに戦争で解決を図る性格が強く表に出ていたといってもいいでしょう。
それは侵略目的からの戦争に限らず、平和的な関係から発生した政治的な摩擦による問題でも起こりました。そして文化や科学を発展させては戦争により疲弊したりその場所から逃避せざるをえなかったりして段々と中心太陽付近からあなた方の太陽方向、銀河系の外縁部に向かって広がっていきました。勘違いしていけないことは、当時の彼らの宇宙飛行技術は、やっと中心太陽付近から数千光年飛行できる程度の初歩的技術しか持ち合わせていないということではないということです。すでに銀河系の端から端まで飛行できる宇宙旅行の科学技術は持ち合わせていたということです。
あなた方日本人だって地球の隅から隅までわずかな時間で移動できる飛行機や船を持っているでしょう。しかしずっと昔から日本にとどまっているではないですか。考えてみてください日本に留まることが出来ずに世界各地に民族移動した場合には、移動先の地域の住民と争いになるのは必至でしょう。あなた方が日本を捨てて脱出して他の地域に行くとしたらどんなに大変か考えてみてください。そのようなものだと理解して下さい。
とても大変な事情が複雑に絡んでやむを得ずに民族あげて移動を繰り返したということです。そのような中で、幾つかの恒星系のいくつかの次元の異なる領域の惑星に定着しては再び文明を発達させ、そしてこのグループの多くの種族がこれらの場所に数十万年から長い場所では数十億年留まりました。
しかしその間にも彼らは周辺の種族と相も変わらずたびたび大規模な戦争を起こしていきました。特に指導者が戦いを好まない平和を願う人々を力で押さえつけて、近隣の惑星の住民との戦いに方向を変えていったこともありました。そのために平和を願う多くの理知的な行動者や女性なども否応なしにその戦いに巻き込まれ行ったのでした。「戦闘志向の強い種族グループ」といってもすべての人達が戦闘的というわけではなかったのでした。ただ、全てではないが、男性は非常に勇敢で途中で仕事を投げ出すという軟弱な性格ではなかったのです。女性は愛のあふれる高い知性を有しており、男女の格差は全くなかったのです。「全くなかった」ということについては誤解がないように付け加えておきます。男性と同じ権利を主張をしたということではないのです。男性は男性、女性は女性としての立場をわきまえて行動したということです。今のあなた方の世界ではすべてが平等の男女同権を主張している方もおりますが、その方たちには想像もつかないだろう宇宙の摂理に従った男女同権なのでした。
戦いはあなた方には考えもつかない兵器を使い、一瞬で一つの惑星をガラス質に変えてしまうプラズマ核兵器や、ある種の波動発生器を使いその波動が命中した先のものは分子構造を保持できずに建物でも人間でも区別することなく、さらさらと砂のように破壊してしまうもの、時間や空間をコントロールする技術を習得していたためタイムマシンを使い過去や未来からの攻撃や異次元からの攻撃などなどさまざまでした。あなた方から見ればまるでSFでも取り上げられていないような戦いでした。その様な中でも、後方かく乱、情報集などのためにスパイもどきの行為も行われました。そしてあらゆる兵器を使い相手より先に一撃を加えるなどは常套手段で、人道的な問題など全く気にもかけない戦争すら平気で行っていました。住んでる惑星ごと破壊され、初めからやり直さなればならない種族や惑星ごと根こそぎ破壊・抹殺されてしまった種族もいくつもありました。
このため大規模な戦闘行為が行われるたびに宇宙における移動も余儀なくされたのでした。必ず勝利するとは限らなかったのです。そしてついに「戦闘志向の強い種族グループ」の一部はあなた方の住む天の川銀河とは時空的に少し差を持つリラ星座の領域にたどり着き定着したのでした。
彼らの人体的特徴は身長の差はあるものの多くはあなた方地球人と大差のない姿、形をしていました。なかには細長い手足、少し頭の長い顔立ち(これに似た形状の頭骸骨はあなた方の古い遺跡から出土しています)の知的で非常に科学の発達した種族もおりました。進化の段階で体格も異なっていきました。身長が1メートルに満たない種族から優に3メートルを超える種族もいましたがやはり戦闘的な考えと性格を持つ種族に変わりはなかったのです。
彼らはやがてこの天の川銀河とは時空・次元を異にするリラ領域からべガ領域に広がっていきました。そしてそこからさらに多くの人種が生まれました。しかし、ヘーノク系種族の特徴は引き継がれていました。
ヘーノク系民族の特徴の一つとしては民族や個人的な発展を好み、成功意識や権力欲に強い関心を示す傾向が強く表面に出てくるのです。また強い者(支配者等)に対しては萎縮して従うという遺伝子的な要素が弱いためにいかなる相手に対しても対等な立場で権利を主張したことから、革命や戦争はやむことなく時と場所を移しながら絶え間なく続いていきました。特に「戦闘志向の強いグループ」はその傾向が強く、そのため高い科学技術により高度な文明を形成しては崩壊を繰り返してもいきました。戦争は同種族間でも行われ、リラ人よりベガ人の方が科学技術などが発達したために戦いはリラ人よりベガ人のほうが勝り、その結果、膨大な数のリラ人が難民となって住んでいる領域を脱出してもいきました。この戦いはやがてオリオンを巻き込んだ、いやオリオンに巻き込まれた戦いに発展していくのです。その中には古い記録をたどり私たちの太陽系の存在を知って地球に到着し、以前から住んでいたほかの星系の種族と交わっていったのもありました。それらのことはいまから数千万年前から始まっていました。
そのような度重なる戦いの中から温和で高度に発展したプレアデス/プレアール人が誕生するきっかけが生まれたのです。このことは地球の歴史に非常に重要な事柄なのでその誕生のいきさつを少し話しましょう。
リラ領域に住み着いた一部の種族(後のプレアデス/プレアール人)は愛と平和そして創造という行為を本当に大切にしていました。住んでいた領域およびその周辺において戦争がたびたび繰り返されることに嫌気がさし、戦いのない世界を長い間探していました。そしてわずかな情報をもとに探索した結果、リラ、ベガ領域からの政治的な影響がない場所で地球を発見して、あなた方の時間で換算して数千万年前に地球に定住する決心をして移住してきたのです。地球に定住してしばらくしてから彼らの肉体内の遺伝子に地球の固有波動が負の影響を与えていきました。そのためにここに留まるべきかそれとも自分たちの体に適合した新たな惑星に異動しようか真剣に模索を始めました。そしてついに覚悟を決めたのでした。「やっと見つけた平和な世界、地球、ここに留まろう。そしてここで文化を発展させて民族あげて力を合わせて生きてゆこう。そのために地球の生命体の中から自分たちの遺伝子と調和する遺伝子を見つけて同化し、地球人として生きてゆこう。」と。そして当時生息していた地球の霊長類の遺伝子を体内に取り入れ、この地球に同化して発展しようとしたのでした。
(この心情は令和元年9月10日伝えられた。なお、ここでいう霊長類という言葉は其のまま捉えるのではなく人間に宿すことのできる遺伝子ととらえたほうが賢明であるかもしれない。なぜなら地球上で自分と他人を区別できる霊長類が誕生したのはそれよりずっと後であるが霊長類の芽はとても古いという別の記述があるからである。)
彼らが地球に移り、地球の霊長類の遺伝子を体に移して地球の固有波動に同化し始めた頃、リラ領域から今度は科学を基調とするグループが移住して来て、地球の霊長類に対して遺伝子交配実験などをとても多く行なっていきました。何年も何年もとどまることなく。彼らは霊的進化より科学技術の進化を重んじたためにプレアデス/プレアール人とは考え方が次第に合わなくなっていきました。地球の霊長類の遺伝子を取り入れた彼らにとっては自分たちの体を実験材料にされているようでがまんの限界をこえていたのです。そのためプレアデス/プレアール人は新たに居住できる星を求めてついに地球から旅立ってしまったのです。連絡員だけを残して(この連絡員が後にプレアデス/プレアール人の文化の発展と地球の進化に大きく係わってくることになるのです。その片鱗は地球の多くの歴史と文化の中に散見されます)。
プレアデス/プレアール人は長い時間をかけ、現在のプレアデス星団のはるかかなた、別の時空・次元領域に居住できる星を発見し、そこに居住し、侵略や異文化の侵害をおそれて外界からの交流を長い間、いや、彼らと関係するすべての種族との交流も一切たってしまったのでした。そこで高度に科学と文化を発達させるとともに霊性を高め、さらに自分たちの歴史を大切に保存していきました(彼らの多くはすでに第三生命密度を超えています)。彼等の数字の形態は今あなた方が使っている数字と非常によく似ています。やがてあなた方が彼らの宇宙船に同乗すれば計器の数字があなた方の数字に非常に似ていることに気づくことになるでしょう。
言語は、長い時間の流れの後、彼らの住む素晴らしい領域にほかの種族が移住するのに従って数万とも言えるほど多くなっていきました。しかしかなり後の時代になり地球において活動していた彼らの中の言語学者の一人が言葉の統一を進める上で一つのアイデアを思いついたのでした。それは地球から見た星座の位置を点としてそれを結ぶ直線とで構成された文字でした。彼らの過去の文化の一部は地球にあったことから、地球から見た星座を模して作られた言語は多くの異なる種族にも受け入れられることになりました。
これでお判りでしょう、プレアデス/プレアール人が地球の発展のために現在も非常に多くかかわっていることを。いいかえれば彼らはあなた方地球人の先輩地球人なのです。しかし彼らも、あなた方が今後宇宙の秩序を害する知的生命体の組織に心を売り飛ばして発展することを望むなら、再びここから引き揚げていくことは火を見るより明らかなのです。すべて地球人個々の心の動きにかかっていることなのです。
話を元に戻しましょう。長い時がたって、ふとしたところから彼らの居住星がリラ系の他の種族に発見されることになり、その素晴らしい文化に魅せられた多くの種族がプレアデス/プレアール人の領域に移り住んでいきました。プレアデス星団は多くの恒星が生まれている場所であり生命体が住むには非常に困難な場所ですが、時空・次元の扉を開いた領域には広大な広がりを持って居住出来る場所が非常に多くあるのです。この領域でさらに霊的にも文化的にもプレアデス/プレアール人(ここに住み着いた種族)は進化し、その霊的波動は上昇していったのです。しかし。今から数百万年前、オリオンの葛藤と呼ばれる事案が発生し、百万年にも及ぶ「オリオン大戦」が勃発してしまったのでした。プレアデス/プレアール人はいち早くこの大戦の終息を図ろうとしましたが、瞬く間に彼らの居住する星の一つが破壊されたことをきっかけに「平和と戦い」のジレンマに突入することになったのでした。やがて「オリオン大戦」は終息するのですが、この終息が地球のアトランティスの盛衰に大きな影響を与えその影響は現在も続いています。また、オリオン側の勢力はいまだに健在で宇宙秩序における平和統合への道に大きな影を残していることも事実なのです。
しかしこの勢力も科学の発展指向が他よりかなり強い科学者の集合体と考えればなんとなくわかると思います。そして何より重要なことはオリオン人の構成は古代リラ人とベガ人が大部分であるということです。そして、生命形態は第3生命密度から第5生命密度いやそれ以上の広がりを持っていると言うことです。あなた方の現在の第3生命密度では計り知れない程の進化の広がりがあるのです。
なお、あなた方を導くためにこの地球に時々メッセンジャーとして現れる「マリーン」は、爆発的なタイプのオリオンと癒しのタイプのアルクトゥルスの架け橋として登場しています。「マリーン」の心の中にはオリオンの意識が含まれており、それが架け橋としての強度を保っているのです。
(2)平和志向の強い種族グループの発展と移動
平和志向の強い種族グループは日本人の祖先の誕生に大きくかかわっていきます。
いいえ、日本人の遺伝子の源は「平和志向の強い種族グループ」にあるのです。彼らは戦いを避けて、持てるすべての知識や技術等を使い、さらなる発展と豊かな生活を目指すことを最優先にしていました。このため「戦闘志向の強い種族グループ」とは全く別の道をたどっていきます。
このグループも「戦闘志向の強い種族グループ」と同様多くの異なった種族から形成されていました。「戦闘志向の強い種族グループ」と同様に分裂後、このグループも銀河系の中心太陽を離れ外側へ外側へと広がっていき、いくつもの惑星に居住するたびにその付近の他のカテゴリーの生命体などとも戦いが発生していきました。しかし、もともと戦いを好まない性格のために、その都度戦いを避けて自ら民族移動をしたり、すぐに降参して別な場所への移動を繰り返していきました。早く言えば。戦いを避けて逃避しといったほうがいいかもしれません。その繰り返しがたびたび発生し、そのため数十億年もたつと次第に自分たちの本来の出生の歴史も途中の歴史も失われていきました。その理由は他の人種との戦争による疲弊を避け自分たちの進化の目標を速やかに実現することに全力傾注した結果、歴史から学ぶことを怠り、正しい歴史を記録して引き継ぐことを怠ってしまったことが一つでした。目標達成のための新たな歴史が必要だったことも一つでした。まだまだあります。しかし、「平和志向の強い種族グループ」は彼らの目標であった「知識や技術の発達等により豊かな生活を目指す」ことについては早い段階から積極的に進め、ほかの種族には見られないほど早くこの目標に達して豊かな文化を築きあげていきました。しかし、この目標のみに指向して闘争心を全く無視した進化によってあらゆる戦闘能力とそれに関連する能力も徐々に失ってしまったのも事実でした。戦いをしない基調はやがて「自分達を守るために戦う。家族や民族を守るために戦う」という心も次第に希薄になっていったのでした。
そのため、遺伝子の中の防衛本能も希薄になり、やがて他からの攻撃に対しは全く無防備になり彼らが住んでいた多くの惑星が、武力も科学力も劣っている敵の侵略に対しあっけなく占領されるという事態を招いてしまったのです。そのようなわけでそこに保管されていた歴史の記録もそのたびに失われてもいったのです。
歴史家は失われてしまった歴史を修復しようと試みるも自分たちに都合の悪い事実は表に出したくない気持ちが働き、そのため過去の歴史の中から都合の良い部分だけを抜き出し、そこに全く新たに事実とは無関係な歴史をつじつまが合うように挿入していきました。それがたびたび繰り返されれば真実などどこにも残らなくなってしまいます。しかし自分たちの歴史を正確に把握し引き継いできた「戦闘志向の強い種族グループ」は彼らに歴史の真実を伝えることはありませんでした。このため「平和志向の強い種族グループ」はさらに新たな自分たちの歴史を創作していったのです。自分たちに都合の良いように。いつの日かあなた方は超光速飛行や次元を突破する方法を発見することでしょう。そして彼らと接触することは未来の出来事として私達にはわかっています。そこから得られる歪曲された真実ではない素晴らしい彼らの歴史に接触することにもなるでしょうが、
両グループはもともとは同種族なのに何故欠落した部分の歴史を伝えなかったとあなた方は疑問に思いでしょうが、宇宙の知的生命体間の情報交換・提供についてはあなた方が思うほど多くないのです。瞑想方法でさえ重要な情報として大切にしてよほどの友好関係がないとその知識を教えない種族もたくさんあります。また、近くに住んでいることすら知らない。交流もしない。教えない。ということも結構沢山あるのです。だから何十億年も前に分裂して別々な道を進んで行ったグループに歴史という情報を教えることは機密情報を教えるようなものでありえないことなのです。それでも彼らはどこかで自分たちの過去の真の歴史情報に接することがあるのではないかとあなた方は思うのではないでしょうか。それではあなた方に質問したい。私たちはあなた方の世界に、すでに失われたレムリア文明の歴史やアヌンナキのアダムとイブ創造の歴史を教えていますが、あなた方はそれを検証しようとはせずに今でも数十万年前に発生したホモサピエンスが人類の歴史の原点だとしているでしょう。
進化の途中で「平和志向の強い種族グループ」は大きな間違いを一つ犯してしまいました。科学技術を発展させていけば自分達を守るあらゆる強力な武器も製造することは可能であり、その技術が侵略者を上回っていれば侵略されることはない。「知識や技術の発達等により豊かな生活を目指す」その先には「戦いのない愛があふれる世界がある」そう信じてついに彼らは恐ろしい決断をしてしまったのでした。自らの遺伝子から故意に闘争遺伝子を排除してしまったのでした。
のちに、なぜこのような戦闘能力を失う進化を望んだのかとの問いに、彼等は自らの目標の追求に猛進した結果、文化や進化に戦いは不要と判断して、遺伝子操作により自らの遺伝子から闘争遺伝子を排除してしまったがそれに気づいた時にはどうしても元の遺伝子が復活出来なかったためでした。いや、復活を恐れたといっていいでしょう。これは他のどのような知的生命体も行なわないほど宇宙の摂理に反した狂気じみた行為だったのです。
そのためこのグループは多くの侵略者との戦争を余儀なくされるも、強力な武器はあるがそれを使って戦う気持ちすら薄れていってついには満足に抵抗すらできなくなっていったのでした。そのため戦闘があるたびに種族をあげて別な場所への移動を余儀なくされてしまったのです。移動を重ねながらついに落ち着いた先は、私たちによく知られているシリウスとは時空・次元が異なる別な宇宙(パラレルワールド~この宇宙と平行して存在する全く別の宇宙)でした。彼らの多くはここへ逃避してきたのですが、逃避の根本的原因を探ることなく、やがてこの領域の広い範囲に散らばっていきました。そして自分たちの歴史のいい加減な編纂をさらに続ける一方彼らは自分たちが信じる目標に向かってさらに情熱を燃やしながら増々高い科学、文化の発展進化を進めてていきました。
特にめざましかったのが「生命科学、特に遺伝子工学」でした。機械に命を持った部品を組み込み動かすいわゆる生命ロボット等の技術も格段に発達していきました。いつか自分達で人間を作り出したいとの願いを込めながら。
(人類の過去の人類創造の歴史の中でたびたびシリウス領域の宇宙人が関わってきたという伝承がありますが、なぜシリウス人が遺伝子工学に秀でているかここで想像がつくと思います。また、この生命ロボットはどのようなものかについて印象として伝えられたことは、人工知能のロボットではないということです。生物として誕生した生命体の脳や体の一部を機械に組み入れた生きたロボットなのです。これらの生物はフラスコの中で遺伝子操作によって誕生したのではなくあくまでも人間の母親から誕生した生命体なのでした。われわれは将来いくら科学が発達してもこのような文化を発展させてしまうことのないようにしなければと思う)
このシリウス領域には彼らヘーノク系の生命体だけではありませんでした。さまざまな系統の生命体が多くの惑星に住んでおりました。そのためここでも彼らは多くの侵略を受けることになりました。
右の写真は二ホンミツバチを食料にしようとして襲ったスズメバチが逆に二ホンミツバチから反撃を受け、彼らの熱により蒸し焼きにされたものです。二ホンミツバチは日本だけに住んでいるミツバチです。そして世界で唯一スズメバチと戦える蜂なのです。けれど普段はとってもおとなしく掌に載せても刺すことはめったにありません。しかし現在この貴重なミツバチが農薬などのためにほとんどいなくなっています。
この続きは第5回で掲載